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息子から学ぶこと

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子育てをする中で考えたこと、感じたことのマガジンです。
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2021年1月の記事一覧

保育士さんに学ぶフィードバック

感想を伝える。 意見を伝える。 仕事で面談をする。 子どもがいたずらしたときになにを伝えるか。 他者にフィードバックをする機会というのは意外と多い。 そのフィードバックでエンパワメントされるのか、エネルギーを奪われるのか。行動したくなるのか、したくなくなるのか。 フィードバックする側は無自覚でも、フィードバックを受ける側はどんなフィードバックを受けるかによってその後の行動や思考に影響をうけやすい。 最近、フィードバックを受ける側としてすごいなと思ったのが0歳の次

息子にはじめて服を選んでもらった話

「いいねぇ、ママその服似合ってるよ。誰が選んだの?」 「息子さんです。選んでいただいてありがとうございます」 と、いうわざとらしいやりとりを最近何度も繰り返しているのだけど、小1長男はとてもうれしそうだ。 少し前のこと。 1年前の断捨離によってあったかくて授乳もしやすい服がない!という状況になった。 長男と0歳次男を連れて買い物に出かけたものの、わたしは優柔不断。 お店をぐるぐる回りながら迷っているうちに、0歳次男がぐずりだしてしまった。 でもなにか買って帰らな

子どもの成長を一緒に喜んでくれる人

「子育ては楽しい」というといや楽しいだけじゃない現実があるってなるし、「子育てはしんどい」って言うといや自分で選んだんでしょと言われたりする。 まぁそもそも子育てという大きなテーマを、楽しいかしんどいかの二元論で語れるはずがない。 人生と同じように子育てには楽しさもしんどさもどっちもあって、それぞれの量のバランスでそのときの感じ方が現れるだけなのだ。 子育て楽しいって思った1秒後に子育てしんどいな瞬間がやってくることもままある。 だけど、さいきん思うのは「ひとりじゃな

役割があると楽しくなる。

今日は一日大きな公園のプレイパークへ。 プレイパークは、自由だ。 だけど自由だからこそ、自分で遊びをみつけたり、つくったりしないと楽しめない。 そこに滑り台があれば、なにも考えず滑り台をのぼってすべったらいい。 でもプレイパークにあるのは道具だけ。 なにをしよう? 気になる遊びをしてる子たちの近くに行ってみたり、ちょっと混ざってみたり。 落ち葉をたくさん集めて大きな大きな落ち葉の山をつくって、木の枝からジャンプしておりてみたり、スケーターをそりがわりに山の斜面を

伝えたい気持ちで文章はうまくなる。

小1息子、毎週末に日記の宿題がでるようになってもうすぐ5ヶ月。 引き続き、どうしたら楽しく日記を書けるのか、試行錯誤しながらサポートをしている。 そんな宿題の日記。 さっと書ける日もあれば、書くことない、書きたくない、という日もある。 書きたいことはいっぱいでてきても、いざ書く段になると字を書くのがめんどくさくなって(!)、「これはいいや」とバッサリ切ってシンプルな日記になることも多い。 が、今日はちがった。 なにを書く〜?という話をしているときに「焚き火のことは

小1息子との寝る前のおしゃべり。

あぁ話したいこといっぱいあるんだなあ。 話、全然聞いてあげられてないのかも。 久しぶりに小1長男とふたりで一緒に寝ながら思った。 (ふだんは長男と夫、0歳次男とわたし、という組み合わせで別室で寝ている) いつもどおり、まだ寝たくない!と言っていた長男だったけど、今日はわたしも寝れるとわかるとさくっとハミガキとトイレをすます。 ふとんで一緒に図書館でかりてきたおばけマンションと忍たま乱太郎を読んで、電気を消して。 そこからが長かった。 さっき読んだ本の話。 最近

学びのタイミングを見逃さない

学びはタイミング。 うまく教えるより、適切なタイミングで教えるほうが学べる。 3〜4歳の頃、第ニ次料理ブームでは保育園から帰って毎日のようにクッキーをつくりたがって、大好きなスクランブルエッグを自分でつくっていた小1長男だけど、ここ1年くらいどうおだててもどう頼んでも料理の手伝いをしたがらなくなっていた。 そんな長男が、最近ご飯づくりを手伝ってくれるようになった。 きっかけはとてもささいなこと。 自分のおやつのまあるいバームクーヘンを「パパとママも食べていいよ」と分

お兄ちゃんはがんばり屋さん

「お兄ちゃん、やさしいね」 「頼りになるお兄ちゃんだね」 さいきん、小1長男はそう声をかけられることが多い。 スーパーの帰り道、長男が買い物がはいったエコバッグをもっているのをみたおばあさん。 駅のエレベーターで長男が0歳次男をあやしているのをみた女性。 家で次男のおむつを運んだり、料理の手伝いをしてる話をきいた学校の先生。 などなど。 そういう場面で相手の方がわたしにむかってそんな言葉をかけてくれたときには、わたしもそれを否定せず、「そうなんです、素敵なんです

リアクションでうまれるつながり。

天気がよかったから0歳次男と散歩にでかけ、休憩がてらカフェにはいった。 次男が泣いたらすぐにベビーカーをおして出られる入口近くのテーブルに座る。 その席はちょうど会計待ちの人が並ぶ通路沿いで、その列はなかなか途切れなかった。 並んでいる人が順番に次男に笑いかけてくれる。(やさしい世界である) 機嫌のよい次男はそれをみて笑ったり不思議そうにしたりなんらかの反応をする。 その反応に笑いかけてくれた人も笑って、なにか話しかけてくれたり、いないいないばあしてくれたり。 列

見える成長、見えない成長

お正月に一歩を踏み出した0歳次男が、昨日あたりからトコトコと歩いている。 思わず手を差しのべてしまうくらいあぶなっかしいバランスで、小さな小さなステップをふんで。 その表情はとても真剣で、目が合うと得意げに笑う。 そんな姿を何回か目撃して「5〜6歩は進んでるよねぇ」「これは歩くようになったってことかねぇ」と、夫と話をしてめでたく歩いた認定された次男。 「歩く」というのは赤ちゃんの発達としてはわかりやすい成長のひとつだと思う。 成長したねぇと思う。 だけど急に成長し

一歩を踏み出す。

明けましておめでとうございます。 今日のニュースは、0歳次男が3歩踏み出したこと。 まだ再現性はなくて1回だけだったのですが、新しい年も前に進め!というメッセージでしょうか。 お正月早々、次男のこの3歩までのプロセスにわたしはとても考えされられました。 次男が初めて立ったのはすこし前。 そこから、 「立ちたい」という気持ち。 「立てた」という喜び。 その繰り返しで、どんどん立てるようになり、立っている時間も長くなっていきました。 立つたびに最後はバランスをく