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お兄ちゃんはがんばり屋さん
「お兄ちゃん、やさしいね」
「頼りになるお兄ちゃんだね」
さいきん、小1長男はそう声をかけられることが多い。
スーパーの帰り道、長男が買い物がはいったエコバッグをもっているのをみたおばあさん。
駅のエレベーターで長男が0歳次男をあやしているのをみた女性。
家で次男のおむつを運んだり、料理の手伝いをしてる話をきいた学校の先生。
などなど。
そういう場面で相手の方がわたしにむかってそんな言葉をかけてくれたときには、わたしもそれを否定せず、「そうなんです、素敵なんです」とこたえるようにしている。
そう、長男はとってもやさしくて、頼りになるお兄さんだ。それは間違いない。
次男がうまれる前、長男を「お兄ちゃん」と呼ぶのはやめようと決めていた。
弟がうまれても、長男は長男だから。
そのまま彼らしくいてくれたらいい、お兄ちゃんという役割をいきる必要はない(ちょっとおおげさだけど)と思っていた。
次男がうまれて、長男はとてもうれしそうだった。
いまも「次男はかわいいねぇ」と毎日言って、次男がルンバのスイッチをいれるたびに救出に向かい、次男がうんちをするとわたしに報告してくれる。
すっかりお兄さんだ。
お兄さんでいることは、彼にとってとてもほこらしいこと。
だけど、それはとってもがんばっていることでもある。
お兄さんスイッチをいれて、いつもの1.5倍くらいはりきりモードに切り替えているような感じ。(もちろんいつもではないけれど)
誰かのため、って思うとパワーを出しやすくなるけど、つかれることにはかわりない。
次男がうまれて10ヶ月。
長男はずっとお兄さんをがんばってきたんだなぁと思う。
彼なりに気を張って。
がんばってること、しってるよ。
いいお兄さんじゃなくたって大事で大好きな長男であるこもにはかわらないんだよ。
もうちょっと肩の力ぬいてもいいんだよ。
そんなことをちょっと話してみようかなと思う。
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