オンラインイベントで話しやすい雰囲気作りノウハウ
学生団体ラジリアのzoomでの講義の場を参加者が発言しやすく暖かい雰囲気にするために弊団体で行った２つの手法をご紹介いたします。Facebookページの学びをとめるな！オンライン授業ノウハウ共有コミュニティでとてもご好評頂いたのでnoteの方にもまとめます。
講義が双方向性を持った雰囲気に変わったその2つの方法とは？？
①参加者がzoomに入室すると同時にいきなり少人数のブレイクアウトルームに飛ばしてアイスブレイク
②講義前のグラウンドルールなどを提示し、講師の先生を呼ぶ前に皆でミュートを解除し拍手をする。
というものです。以下詳しくご説明させていただきます。
弊団体でのオンライン講義では面識のない学生が集まるという性質上講義をしてくださる講師と運営メンバー以外は発言ハードルが高く皆ミュートで画面オフにして参加するという状況でした。講師の方にとっても反応が返ってこないのが怖いため運営メンバーに反応を促すしかない状況で双方向性とは呼べない雰囲気でした。
アンケートを取ったところ参加者の多くが顔出し声出しにそこまでの抵抗はないが、雰囲気的にしづらいとのことでした。
講師にとっては講義しやすく、参加者にとっては教育効果の高く質問しやすい双方向性を持った場を設計するのが運営の使命ですよね。
そこで考えたのが
一度最初に発言したり画面をオンにするとハードルが下がるのではないか？
大人数ではしにくいことも少人数ではできるのではないか？
ということを考え、
①参加者がzoomに入室と共に少人数のブレークアウトセッションに飛ばしアイスブレイクをしてしまおうというものです。
運営メンバーは複数名いるので、1人ずつブレイクアウトルーム で待機してもらい、参加者が来たら自己紹介や何故参加してくださったか？を聞くことを始めとして団体の趣旨を説明したりすることもできます。
運営メンバーのいない学校の授業などでは何か問いを設けて、それぞれのブレイクアウトルームで考えてもらった上で発表してもらうといった方法が考えられると思います。
時々主催者が各ブレイクアウトルームを見て回ることで話始めることができないグループへの補助は可能でしょう。
何より私たちのようなイベントでは
講師の方とその場で意思疎通を取らなければならないので、参加者にブレイクアウトルームで話してもらっている最中に講義の流れの打ち合わせや画面共有の確認などをゆっくりできること。
参加者が開始時間ぴったりに綺麗に揃わずバラバラに入室してくるためお待たせせずに円滑に開始できる。
というメリットがあります。
ここで多くの人がミュートを解除して話すという経験を持ってくれる上にビデオをオンにしてブレイクアウトルームに参加していた参加者の多くはそのまま全体であってもビデオをオンにしていました。
その後全体で集まった際に諸々の説明をしたあと
②皆で拍手をする ことをします。
これは多くの自治体で行われているフライデーオベーションより着想を得ており、まずは医療従事者の方に感謝から始まり、他にも社会を支えてくださっている方やコロナに対応する学校への感謝から始まり、日々大変な中時間をとって学んでいる自分や、時間をとってくださる先生への感謝へと話をつないでいきます。
もちろん不満は各々に無くはないかもしれませんがこの仕方なのない天災において一度頑張っている人に拍手を様々な意味を込めて一斉に拍手をします。ラジリアで使用しているスライドを貼っておきます。
参加者全体で拍手をすることによって全体であっても一体感が生まれ、お互いに敬意を持った良い雰囲気のまま進行ができると感じています。
また、講義終了後にも講師の方に拍手をすることができるのもこの方法の長所です。
まあ、時間があるのなら講義終了後に最初のブレイクアウトルームに参加者を振り分け、振り返りの時間としてもいいかもしれません。
誰をどのブレイクアウトルームに振ったかは変更しない限り設定が残っています。
以上２つの工夫によって遥かに企画の進行がしやすくなりました。
全ての場合に当てはまるわけではないですが少しでも参考になりましたら幸いです。
当学生団体ラジリア（radical react（ion））は人や人、人や知恵、人や経験などの反応を激しく素敵に起こしていきたいという理念のもとコロナ禍で大学の授業がない間に新入生に向けて学びの場を提供することから始まりました。
今では学びの力によって多くの人を繋げたり世界を広げたりすることを目標に現在九州大学を中心として4つの大学に広がっています。
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あらゆる団体とのコラボレーションや教員の方々への講義以来を積極的に行なっていきたいと考えておりますのでこの機にお見知り置きいただけたら幸いです。
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