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リベラジリアーツの理念VOL3

毎回突拍子の無い話題から導入されるリベラジリアーツの理念であるが安心していただきたい.
3回目となる今回も例外ではない.夏の暑いスイカ割りの場面から始めていきたい.

図1

スイカ割りをしたご経験はあるだろうか?遊戯ではなくもはや競技レベルのスイカ割となるとバットを額に当て10回転回ることから始まる.ロクに平衡感覚もなく真っ直ぐ歩けない.そして周囲からはさまざまな声が聞こえる.左とか右とか.大体嘘なのであまり主張がなかった方向に進む破目になるのだが,,,
一悶着一苦労した挙句の果てに鈍い音を立てて割られるスイカ,大抵綺麗には割れないのだがその刹那を茹だるような暑さと鮮明なスイカ飛沫と共に記憶に刻み込まれる.
スイカ割の描写を書きたかったわけではない.この一連の流れはどこか人生に似てないか?と主張したい.
名付けて人生スイカ割仮説である.まぁそのままだ.

生まれた直後は己が何者であるかわからないだろうが 成長と共に徐々に自分のことや周りのことがわかってくるものだ 
スイカ割りのように目隠し状態から始まり,あらゆる方向指示を慎重に聞き分け,割るべきスイカへと向かっていく.

もちろん人生の場合割るべきスイカは一つとは限らないであろうし,そもそもスイカを割るべきか?という点は議論の余地があるように思えるが,それはさておきスイカ割の際にまずは自分の方向感覚を正し,周囲に意識を向ける.

キャプチャ

皆さんは,どのような自己認識をし,その自己が何をなそうとしているのであろうか?どんなスイカ割をしたいか?より良いスイカ割とは?
リベラジリアーツでは全テーマを通してあなたは誰ですか?どこから来てどこへ行きますか?という問いに向き合っていただく.
既に考えを持っている方もいるであろうし,持っていない方もいるであろう.またリベラジリアーツによって考えが変化する人もいれば,更に深まり確信となる人もいるであろう.
結果よりもその問いと向き合うプロセスを重視したい.

もちろん自己とは変わりゆくものであるし,社会も急速に変化する.なので手打ちとしてとりあえず一年間この問いに向き合い,応えてみていただきたい.

キャプチャ

そこで自分と,その自分が生きる社会,そして社会の外側の自然や神秘などの世界を手始めにリベラルアーツとして学びたい.



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