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スピリチュアルって何?

会社を辞めて、自分の気持ちが赴くままに行動していたら、
スピリチュアル系の方が自然と周りに多くなっていた。

そして気がついた。当たり前だけど、どこの世界にも色々な人がいる。

ちょっと前の私は、コーポレートワールドにいて、
そういう方々のことをどこか斜めから見ていた。
斜めから見ている気はなかったけど、今思うと見ていた。
何だか怪しい、何だか弱そう、何だかよく分からない。そんな感じ。

でもその世界を少し覗いてみて一つわかった。
逆に、目に見えるだけの世界、まだまだ未開の部分が多い脳や科学だけの世界で、物事を考えること&解決できると思っていることの方が本当は不自然かも。むしろ、ちょっと傲慢。

スピリチュアルを色々読み解いていくと、共通しているのが、要するに、「自分なんですよ」「自分次第ですよ」ということ。他人や環境のせいにして愚痴や言い訳をしている人より、よっぽど健全なのでは。

そしてもう一つ、正直言って、私には、
何がスピリチュアルで何がスピリチュアルじゃないのか分からない。

だって、

どうしようもなく辛いことがあった時、人生の終わりを感じるような時、何となく空を見上げませんか?(それって目には見えない何かの存在を感じていませんか?)

初詣にお寺や神社に行くのはスピリチュアルではないの?

歴史上の有名人物が語る、哲学的なアプローチや名言は?

ヨガは?

その世界とスピリチュアルの境界線がやっぱり私には分からない。

あぁ、境界線なんて無いんだな。そんな気がしてくる。

人ってどうしても境界線を引きたがる。自分のポジションニングのために、
自分を守るために。でも、そういう線が逆に自分を苦しめたり、視野を狭める。

先日の黒人差別問題など、何度も歴史上で繰り返されている過ちを目にするたびに思う。一つの側面として、自分は別だという勝手な境界線から生まれてくるものだと。(もちろん他の要素もあります)

これは、一般的な人種や宗教差別には熱いのに、なぜかスピ系や新興宗教の人に対して、あ〜あの世界にいっちゃったのね、的な発言をする意識高い系の方にも伝えたい。

ダイバーシティは、肌の色、宗教、性別、身体的特徴だけの問題ではなく、思想や嗜好も含まれると私は思う。勝手に線引きすることで、知らないうちに、差別を生んでいる。大切なのはその人がどういう人なのか。
勝手な枠組みでその人を見ないでほしい。
当たり前だけど、どこの世界にも色々な人がいる。

でないと、いつかまた、ただ自然を深く愛し森に入る女性を魔女狩りの対象として捕らえてしまう時代が戻ることもありえるんじゃないなと思うから。

人間が勝手に引く境界線はそれぐらい危険な要素も含んでいるし、
人は歴史を繰り返していると思うから。

それぞれ何か学ぶべきことがあってこの世に生まれていると思う。
少し勉強すれば、その根底にある世の中の真理というか、大切なことは共通していることが多くて、さまざまな形で伝えられていることがわかる。

それが、宗教なのか哲学なのかスピリチュアルなのか、はたまたたまたま目にした看板なのか、友人の言葉なのか。それぞれの人がそれぞれの形で触れているはず。アインシュタインの言葉を見て、本当にそうだな〜と思った。

All religions, arts and sciences are branches of the same tree.
すべての宗教、芸術、科学は、同じ一つの木の枝である

こんなことを書くと、私もスピ系だとか言われるのかな〜。
まぁ、いいか。私は私が良いと思う物だけ触れることにしたから。

*写真はベルギーの水の都・ブルージュにある協会の入り口





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