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駐車場 犬になりたい人びとは
シリーズ・現代川柳と短文 090
(写真でラジオポトフ川柳178)
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ヘリコプターから駐車場を見下ろしている。車を停める場所だ。でも犬がいた。そこにひとりの人物がやってきた。グレーのキャップをかぶって、きょろきょろとあたりを見回している。車を探しているのだろう。しかしそこには犬しかいないのだ。その駐車場はたぶん自分がこどものころの祖父母の家の駐車場で、人物はまだ生きていたころの祖父だ。しかしその犬がどこの犬なのか見当がつかない。
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