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大きいの困る小さいの要らない

 現代川柳と400字雑文 その19

 バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのちがいは大きさでいいのだろうか。そして、小さいほうから順に並べたつもりだがこれで合っているだろうか。何回か前に、沼と湖のちがいやイルカとクジラのちがいは大きさである、と思い込みの勢いで断定的に書いた。しかし、上記の弦楽器四種については思い込みが発生しないほどに疎い。しいて言えば、いま列挙してみて、「ヴィ」オラと書くのなら「ヴァ」イオリンのほうが統一感が出るのでは、とは思った。それを言うなら、コントラ「バ」スはこのままでいいのだろうか。で、おい、チェロはなんだ。ひとりだけ一音も濁らずちょこんとそこにいるじゃないか。いや、わたしが勝手に仲間にくくっているだけで、やはりそもそもこのラインナップがなにかまちがえているのかもしれない。だって名前の印象で言えばチェロがいちばん小さそうだ。たぶん手のひらサイズだよ。チェロ。

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