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嘘でいい背中をかいてくれるなら

 現代川柳と400字雑文 その44

 ボディブラシというのか、入浴時に背中を洗うブラシを導入した。いい。快適だ。これまではタオル的なやつをたすきがけのようにして背中にまわして洗っていたが、いまのほうが「洗えている」という実感が段違いにある。となると前までは「洗えていなかった」ということになるので怖い。その道具ができる以前どうしていたのかわからない、というようなことはたくさんあって、たとえば歯ブラシができる前、人はどうやって歯を磨いていたのか考えもつかないし、スマートフォンができる前、人はどうやって出先でSNSをチェックしていたのかもわからない。

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