むかつくぜネクタイなんて言うなよな
シリーズ・現代川柳と短文 172
(写真でラジオポトフ川柳260)
ネクタイを見れば「むかつくぜ」が連想されるようになったのは石田柊馬の影響だ。ことばとことば、単語と単語の結びつきにその人の呼吸が残った。なんとすばらしいことか。データがいくらでも持てるようになったいま、そのデータの結びつけ方をうまく活用しているのが生成系のAIだが、現代川柳的な意味において、その精度はまだまだだ。すくなくとも石田柊馬には及ばない。きっとまだしばらくのうちは。
金出せよあんたのネクタイむかつくぜ
/石田柊馬
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