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第163回「書籍的な装備ゼロ」

▼ゆっくり起床。昼すぎに実家を出発。4日からの無免許医療始めに備え、あす3日は1日じゅうゆっくり体を休めたい。そのためにはきょう2日のうちに自宅に戻っておきたい、というわけで夕方の新幹線で無理やり帰宅。チケットはほぼ売り切れだったが、自由席待ちの列に早く並んだりグリーン席を取ったりでなんとか席を確保。2種類の新幹線を乗り継ぐのだ。なんだそれは。そんなところが日本にあるのか。▼ところで、新幹線はこの世でもっとも読書がはかどる空間である。しかも乗り換えを経た後半の新幹線はグリーンだから完璧だ、読むぞ〜、と思っていたら、乗り換える前の席に読みかけの文庫本(小津夜景『いつかたこぶねになる日』)を置き忘れ、書籍的な装備ゼロの丸腰で「もっとも読書がはかどる空間」に乗り込み、数時間を過ごすはめになった。▼けっきょく自宅に戻ったのは日付が変わってから。アニメ録画用のハードディスクの容量を空けたりして過ごす。なんだその過ごしかたは。



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