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【ラジオにて】 #858


昨日クルマを運転している時に面白いメッセージを読んでいた

"だいたい私は食事の仕方でその人の性格をほぼ把握できます

食べ物で好き嫌いの無い人は人に対しても好き嫌いが無い
好き嫌いが多い人は人の好き嫌いが多い人
食事の仕方が綺麗な人は人付き合いも綺麗な人
などだいたい食事をすれば分かります"

というメッセージを女性が読み上げていた
すると年上であろう相手役の男性は

「たくさん食べる人はどんな異性でもどんどん関係を持つって事?」

「多分この方は同性とか異性とかの括りでは言ってないような
たくさん食べる人はたくさんお友達が居るとも解釈できるんじゃないですか?
後たくさんの知識があるとか」

そうやんわりと言ったら
男性はもうその話は飽きたのか触れずに
自分の話に持っていった

橋折って言うと
気になる異性が居たら先ずは同性だと思ってその人を見れば
本当に自分にとって必要な人かどうか見えてくる

確かにそれはそうだなと思ったけど
さっきのリスナーのメッセージをもう少し深掘りするか
もしくは例えば
「そういう部分もあるだろうけど
これを鵜呑みにするのは
ちょっと難しかもしれませんね」
とかなんか触れてからの持論だったら
耳心地も良かったのですが

クルマで突然つけたラジオで知らんオッサンが知らんねえちゃんに持論を展開し
それが始まるとねえちゃんは急にオッサンの言う事に忖度しているかの如く
何でもほーほー素晴らしい
確かにそうです
私当たってます
わぁーどうしましょう的な受け答え

コレを聞いているとまるで上司との飲み会で
1人の部下が
「食事の仕方でだいたい分かるんです」
って話を奪ってオレ話をする面倒くさい上司と部下の会話みたいな気がして
こんなの公共の電波で聴いててもつまらんわ
そう思いiPhoneミュージックに切り替えた

そこで自身に言われた友人からのあるセリフを思い出した

「人の態度とか話とかでコイツイラつくなぁとか
嫌だなぁって思う事ってあるじゃん
そーいうのってさぁ
大体において自分の嫌なとこだったりするのよね」

何故その言葉を思い出したのか
それは紛れもなく私自身が人の話をさえぎり自分の話に持って行き持論を展開し
話を聞いている人から
スゴいですねぇを貰いたくって仕方がない人間なのだ

だから先程のオッサンは私なのだ
自分の嫌な部分を目の当たりにさせられると嫌な物だ


ただラジオを消す前にねえちゃんがちょっとだけオッサンに対するイヤミとも取れる投げかけをしていた

今と違って昔の男の人って無口なタイプが求められていたというか
そんなタイプの人がモテたりしてましたよね

多分これラジオだから喋らないといけないんだけど
ねえちゃんはお前の話はマウント取っててウザいんだよ
ってきっと思ってたんだろな

オッサンはまぁ僕みたいなタイプでなくて恐らくだけどねハンサムなタイプだともうそれだけで充分に女性が寄ってきますよ
と意味の分からない自分の弁解という風に取れる返答をした

ねえちゃんは僕を絡ませなくて言ってくれと思った事でしょう

オッサンの言ってしまう気持ちが分かるからイラつく


そんな事を考えてたら
なんかやっぱり気になって
iPhoneミュージックを止めて
もう一度ラジオをつけてみたら
もうその番組は終わっていた

あのオッサンは何者であのねえちゃんは何者だったのだろうか
もう二度と聴けない気がした


オッサンって面倒くさい生き物だよなぁ
なんで自慢話とかオレ論ばかり連発するんやろか
尊敬されたいんかなぁ
慕われたいんかなぁ
切なくちっこい生き物だなぁ



ほな!

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