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#147 キックオフミーティングと初詣の共通項 24/4/21

みなさん、こんにちは。
今日は、節目の儀式について考えます。

多くの会社は、4月から新年度が始まります。会計年度がそうでない会社も、新卒を採用している企業は、この4月に入社してくるのが大半と思います。

その年度初めにあたり、当社は会社単位から事業部、各部門、チームのそれぞれの組織単位で、期初のイベントを行ないます。それがキックオフミーティングです。四半期ごとに実施されている企業も少なくないのではないでしょうか。4月の1週目に、わたしの所属する人事部門でもキックオフミーティングが催されました。

この節目で行う儀式的なイベントはどんな効果があるのか、を改めて考えてみました。

まず、教科書的な棚卸しです。
企業活動の大きなPDCA、日常自分が任されているタスクの小さく速いPDCAと、自分たちの仕事を、俯瞰的にメタ認知し、より向上させていく事業活動プロセスがあります。

年度単位で言えば、年度計画や財務指標予算に対して、実績はどうだったのか、ファクトと、できたこと・足りなかったことの洞察、振り返りをもとに、翌年度以降への課題設定をします。PDCの部分です。

これらの年度の実績や振り返りと、会社として掲げるパーパス・存在意義を重ね合わせます。

自社のミッションたる「社会課題の解決」に、どんな1年・1歩を進められたのか、

ありたい姿に対して、どこまで近づくことができたのか、

それをどのように事業活動として社会や顧客に対して体現できたのか、

ミッション、ビジョン、バリュー行動に対して、1年の活動を「意味づけ」します。

そして、これを従業員全員にできるだけ手触り感を持ってもらえるよう、適度な抽象度と具体を交えて、コミュニケートします。これが、教科書的なキックオフ(儀式)の効果、目的ではないかと考えています。

では、これを受けてさらに考えます。

わたしはこの節目の儀式の意味は、経営メンバー、あるいは各組織の長が、組織として掲げる大きな絵(目標)を、自分の言葉でメンバーに伝達することによって、「自分」の目標を改めて宣言したり、確認する行為を行なっているのではないか、と考えます。

この1年間の短期活動の振り返りと次への課題設定を洞察し、中長期の時間軸捉えたミッション・ビジョン・バリューを確認する行為です。

たとえば、年始の初詣も同じ意味があると考えます。お正月に、自分の目標や願いを神仏の前で宣言し、自分の方向性を確認する儀式、ではないかと考えます。

こう考えてみると、節目の儀式とは、一義的に、組織の長として、自分の掲げている軸やOSに変わりがないか、セルフドライブを働かせるためのメンテナンス、と言えるのではないか、と考えます。

みなさんは、年度初めにどんなことをされていらっしゃいますか。
それでは、また。

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