#56 七転び八起き
仕事はいつもうまくいくわけではありません。
何度もつまずいたり、失敗を繰り返すことばかりだと「何でこんなにダメなんだろう」と悩み、うまくいかないのは自分のせいだと考えてしまう方も少なくないと思います。
こんな事をいうと、どこか他人事のように聞こえるかもしれませんが、
悩む必要は全然ないです!
私の経験でも、うまく行く方が滅多にないぐらいじゃないでしょうか?ビジネスとはそういうものです。
そうは言っても、少しでもダメージは減らしたいですよね?
では、どんな時に「何でこんなにダメなんだろう」と自分にとどめを刺すのでしょうか?
✓ 上司、先輩からダメ出しされた
✓ 社内会議で否決された、却下された
✓ 社外との商談で話がまとまらなかった
✓ 関係各所との調整がうまくいかなかった 等々
と、だいたいが話す相手と折り合いつかず、考えを否定されたり、叱責されたり、自分のやりたい事が全然通らない時が多いのではないでしょうか?
ですから、アドバイスとしては
「あらかじめダメだった場合を想定し、次の一手を考えておく」
というのをお勧めします。
うまくいってほしいと期待するからショックを受け、ダメージを負うのであって、最初からうまく行かなかったシチュエーションも想像し、その後どうするかまで想定しておけば、ダメな時も多少強がりもありますが「想定の範囲内」だったと受け止める事ができます。
とはいっても、次の一手まで考えている余裕もないという場合もあるでしょう。
その時は繰り返しになりますが「ダメな時もある」と割り切っておくだけでも全然違います。
一方で「工夫をする!と言われても。。どうしたらいいの?」と言う方もいらっしゃると思います。
理想形は、ダメな時でも半沢直樹のように「倍返しだ!」ってやり返せるのがいいですよね?でも、ドラマみたいにできるぐらい能力があれば、そもそも悩まないでしょう。。
そこで1つだけ、特に商談や難しい交渉や調整時に使えるテクニックを紹介します。
それは、
「大きな貸しを作ったフリをする」
です。
うまく行かない時、こちらの要望が通らないだけでなく、どう考えても抗えない、従うしかない場面もあります。
そんな時に、「はい、わかりました」と素直に受け入れるのもありですが、それだと面白くないので、本当はそんなに影響ないのにわざと大袈裟にふるまって、相手に大きな貸しを作らせたと思わせましょう。
例えば、「来週から実施が決まっていたキャンペーン、ちょっと1ヶ月後にスケジュールずらすように、今から変更って大丈夫ですか?」みたいに、確定したのに土壇場でひっくり返って、変更して欲しいと言うお願いが来ました。
どの会社でも確定したものを直前で変えるなんてのは相当なレベルのイレギュラー対応なので大変です。その時に「もう決まってる事なので、できません!」って断れればいいですけど、いろんな大きな力が働いて、断れない場合などやらざるを得ない時もあります。
どうせやらないといけないなら、一言
「ほんと今回のはめちゃくちゃ大変で、調整大変でしたよ!今回だけ特別ですからね!これで貸し1ですね!」
みたいに恩を売りましょう。
きっとその売った恩はどこかで返ってきます。
世の中のビジネスパーソンはだいたい色々つまずいて、うまくいかない事ばかりです。ですから、転んでしまうのは気にせず、また起き上がればいいのです。そして時に抗えない時は強がってみるというのもありです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?