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#57 ついつい口出ししちゃおう

【私の仕事術:❺仕事に役立つ交渉術】
あえて空気を読まずに発言できるようにする

「今ここで言ってもなー」

と、会議や商談中に思う事ありませんか?

「なんでそんな事するんだろう」「どう考えても理屈があわない」「ロジカルじゃない」と気になり、そこを指摘したくなるけど「こんな事言ったら、気まずい雰囲気になるかな」と聞くのを躊躇してしまう事もあるでしょう。

確かに、会議や商談には”流れ”というものがあります。”流れ”とは参加者で合意形成する為のシナリオや展開の事で、その通りに”流れる”と無事にみんなで合意して会議や商談が終われるので、”流れ”はとても重要です。

そんな時に場違いな事を言うと、気まずい雰囲気や変な空気が流れて、「は?何を言ってるの?」となるのは想像に難くありません。

ですから、思っていても何も言わないとなりますが、実はそれは本当はダメです!

特になんとなく曖昧なまま先に進むような場合は、みんなで合意していたと思ったのに参加者全員が理解していなかったという事にもなりますから、それはとてもまずい事です。

ですから、「今、ここで言ってもなー」と思った時は、

あえて空気を読まずに発言しましょう!


いやいや、そんな事をしたら絶対、先輩や上司にめちゃくちゃ怒られるという方もいると思います。

でも、おかしい事や疑問点を言えるようにしておく事はとても大事です。ただ、それなりの度胸とテクニックがいるので正直難易度は高く、誰もができるわけではありません。だからこそできるようにしておくべきです。


■会議で発言する事の大切さ

なぜ空気を読まない発言をした方がいいのかの前に、そもそも、会議に出て、何も発言しない人は参加していないのと同じと言っても過言ではありません。

確かにオンライン会議で大人数が参加している時は発言する機会すらないかもしれませんが、逆にそんな時に発言できる人はとても評価されます。

なぜなら会議をよくする為には、様々な意見を出し、議論し、みんなで話を昇華させていく事が重要で、それができた暁にその会議は価値あるものになります。

なにも、すごい頭良さそうな話や知識をいう事だけが会議で求められる発言ではありません。「わからないものはわからない」というのも、会議を価値あるものにする為にはとても重要です。

みんなでわかった気になった状態は、一番避けるべきです。

ですから、多少間違ってもいいです。誰も言わない事を切り込む事に価値があると考えて発言してください。


一方、空気読まない発言は、ほぼ確実に「何言ってるんだ、こいつ」と思われるので、それを避ける為には、空気を読まない発言の前にそれなりに議論の内容を把握し、論点を整理しないといけません

例えば「なんで、このような状況なのに実施するのかがちょっとわからないです」「どうして、こっちの案にしないんですか?」と切り出したあと、なぜそう思ったのかを説明できるようにしましょう。ここが難易度が高いポイントですね。

でも、それができると、会議において、ぐっと存在感が出ます。的確な指摘をしていると一目置かれるでしょう。もしくは若手だと積極的に会議に参加しているという姿勢が評価されます。

ですから度胸がいる事ですが、周囲からも評価されていきますので「今、ここで言ってもなー」という時は空気を読まず発言するようにしましょう。


■これだけは避けたい注意点

とはいえ、「空気読まない発言をするぞ!」と発言する事が目的になると、確実に怒られますし、わからない事があるからと、いつもいつもわからないのでと聞く等、あまりやり過ぎると、そもそも理解力が無いやつだと疑われます。

あとは会議があと3分ぐらいで終わるなど終了間際での発言は、ちょっと控えていた方がいいかもしれません。「もう終わるのに何を言ってるの?話を聞いてた?」と思われるか時間無いからとスルーされるのがオチです。言う時は早め早めでいきましょう。

難しいかもしれませんが、あえて空気を読まずに発言できるように、ついつい口出ししていきましょう。

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