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#55 相手の表情を見逃すな!

【私の仕事術:❺仕事に役立つ交渉術】
相手の表情を、こまめに観察する

こちらが話をしている時に、ふと相手の顔を見ると、全然聞いてなさそうな顔だったり、つまらなそうにしてる事ってありませんか?

「聞いてる?」と質問しても「聞いてるよ」って答えてはいるけど、どこか上の空。。ほんと、目は口ほどに物を言うとはよく言ったものです。

ビジネスシーンでも、一生懸命に説明していても明らかに聞いてない、もしくは退屈そうに聞いているなんて言う事もありますね。

例えばこんな感じ。。

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そんな時は思わず

「おい!ちゃんと話を聞けよ!」

と言いたくなりますがダメです。イライラする気持ちを少しおさえて

「ちゃんと話についてきているかな?」

と言う事を意識しましょう。

仕事においては、相手がつまらない話だなと思っているのは、こちらのせいといっても過言ではありません。自分の話について来れず退屈そうにしてる事こそ回避しないといけません。

せっかく時間をかけて作った資料を見てもらうわけですから、聞いてくれる人に自分の思いや考えはしっかり伝えたいですしね。

緊張していたり、焦っていると自分の言いたい事に集中して周りが見えなくなりがちですが、こまめに参加者の顔を見て、集中して話を聞いてくれているか確認しましょう。

そして、参加者の表情がちょっと怪しいなと思ったら、

「ここまでの私の説明、大丈夫ですかね?」

と、一言聞くのもいいです。相手の理解を無視して説明をしても意味がありませんので、多少全部説明できない状況になっても、話についてきてもらうように意識しましょう。


■相手の反応を見逃さない

とはいえ、もともとこの会議や打ち合わせに興味がないまま参加している人もいます。

何かの説明会やセミナーなど、その場限りの打ち合わせやメンバーなら、ある程度そのように関心ないまま参加している人がいるのは仕方ないです。

でも、プロジェクト等でこれから一緒に仕事をする間柄であれば、興味や関心をもってもらわないと、仕事において重要なコミュニケーションを取っていくのも、とてもしんどくなります。

私の場合は、いつも「クスっ」と笑うような小噺や小ネタをして、場を和ませています。

でも、ただ話すだけではありません。

雑談や、すべらない話、何でもでもいいですが、場を和ませ、盛り上げる話を少ししながら参加者の反応をみています。そしてどんな話をした時に表情が緩んだか、変わったかチェックしています。

「●●さんは猫が好きなので、猫の話題を振るといい」
「■■さんはお笑いが好きなようだ」
「▲▲さんは芸能ニュースが好きみたい」

というように、相手に少しでも関心をもつネタを、話を聞いた反応や表情を見ながら探りましょう。

もちろん、全然面白くなく、すべる時もありますが、その時は「すみません、すべっちゃいましたね。」と自虐ネタを入れて次に進みます。


■緊張感のある会議でもチェック

和やかな会議とは違い、社外の人との商談や、社内でも経営層へのプレゼンテーションなど、緊張感が走る会議でも参加者の表情には注意して観察しましょう。

だいたい役職者は、忙しいので、せっかちな人が多いです。昔なら、配布された会議資料を説明を聞かずにペラペラとめくっていたりします。

そんな時もどのページを見ているのか、ちらっと横目で見て「このページにとても食いついているな」と知るのも、その方の興味関心を知る上では重要です。

最近は、オンライン会議が主流になっているので、なかなかわかりにくい部分もありますが、どこで頷いているか、どのスライドの時に画面を凝視しているかも見ておくといいですね。


何かを発表する時は緊張するものですが、少しずつでもいいので聞いている人の反応をこまめに確認して、どんな反応をしているかを見る癖をつけておくのは大切ですので、ぜひ心がけてみてください。


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