小さな身体で起きた大きな試練
今日は人生で一番最初に体験した大きな試練について書きます。
まだ僕が幼稚園年長さんの頃。
家族で遊園地に遊びに行って
その時に小さな子供でも乗れるジェットコースターがあったんですね。
そのジェットコースターのラストは、
洞窟の暗がりを抜けた先で
車体が水にツッコむことでバシャーン!って大量の水しぶきを浴びる
そんなタイプのものです。
その洞窟の暗がりを抜けた瞬間が凄く怖かった記憶だけ、今でも覚えています。
本来ジェットコースターは、
上る時の恐怖感、ハラハラするものを愉しみながら
下る時に怖いけど叫んで発散、みたいな感じですよね。
だけど僕は、
上っている時に凄く怖くて
下る時にはもう叫びたくても声が出なかった記憶です。
恐らくそのショックが原因なんですよね。
約一か月間、全くご飯を食べられなくなったんです。
水も飲めないし、なんなら唾液さえ飲み込むのにやっと。
当時はどんどん痩せこけていき、
身体のあらゆる場所で骨が浮き出てきていたと親から聞きました。
心療内科へも通いながら点滴打ったりしてなんとかやっていたんだと思いますが、その何も飲み込めない状態があったことだけは自分でもはっきりと覚えています。
母がご飯をおかゆにして
それをミキサーにかけたあと
スプーンで更にすりつぶしてくれて・・・
それが限界まで痩せていた時に最初に口にしたものだと思います。
それでもまだまだ飲み込むのにやっとで
全然食べられるものも増えないままだったある日、
咳が治ると言われていた神様の神社に母とふたりでお参りに行ったんです。
正確には違うけど同じ喉に関係するし、なにより神様だからお願いしないよりは絶対良い…はず(笑)
ということで神社へ行って全力でお願いした後のこと。
その日の夕方に
母も神社へお参りしたことによる満足感からか、
「スープ飲んでみる?」
と僕に聞き、
「うん」
と僕も答えました。
その時に飲んだのがこのコーンスープ。
1口1口ゆっくりではあるけど、飲めたんですよね😭
この食べてる姿を写真撮って
まだ仕事中の父に送っていた記憶があります。
そして僕が
「もう少し粒があっても飲めそう」と僕が言い、
その言葉に大喜びして親が急いで買ってきてくれたのが
この『こんがりパン コーンポタージュ味』。
あともうひとつ
『フルーチェ イチゴ味』。
一か月間、何も自分から口にすることが出来なかった僕が
初めてすり潰したご飯以外で食べることが出来た、
この3つの商品には本当に感謝をしています。
ありがとう😭✨✨
これらを口にし始めてからは、
段々といろんなものを食べることが出来たそうです。
まだ幼稚園の身体が小さい時に
何も食べられなくなり限界まで痩せて
乗り越えた経験。
僕自身ももちろん大変だったけど、
今思えば親は本当に不安で不安で堪らなかっただろうなぁと…。
昔からわりと僕は誰にでも人懐っこくて
店員さんにも積極的に声掛けたりするような性格だったのですが、
元は凄く繊細だったみたいですね。
その結果『慢性片頭痛』に繋がっている部分も少なからずあると思います。
それぞれの試練を乗り越えた今だからこそ、
改めて振り返ってみていろいろな発見がありました。
この、長所でもありつつ短所でもある『繊細さ』と
うまく付き合っていきたいと思っています。
また『食』がないと生きていけない人間の身体で
『食』が出来ない恐怖を感じたこの経験から
食べ物には感謝をするべきだと改めて感じました。
『食べることが当たり前ではない事』を忘れてもいけませんよね。
そしてやはりどんな状況でも全力で支え続けてくれている家族には本当に感謝しています。
いつもありがとう
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