見出し画像

ペットと防災の話。

こんにちは。昨日の地震怖かったですね。福島・宮城では震度6強、10年前の東日本大震災を思い出す方もいたんではないでしょうか。

震災直後は、私も2万円する防災パックを買ったり、防災マップを確認したりと防災に対する意識が高かったように思います。けれど、月日と共に防災に対する気持ちが薄れ、日常生活でのあれやこれやに脳内のメモリーが侵食されて・・・防災対策は、「あとで考えよう」フォルダに入れたままになっております。

なので、この機会にうさぎさんの防災について調べてみよう、と思い至ったわけなのです。ネットの中から役に立ちそうな情報をピックアップして、みなさんとシェアしたいと思います。

避難所対策

画像2

停電や家屋倒壊で避難所へ避難しなくてはいけなくなった場合、ペットのことはどうしたらいいのでしょうか。

犬や猫でさえ、アレルギーや鳴き声が避難住民に迷惑になるからと、お断りされるケースが多々あるといいます。
うさぎさんは、鳴き声はほとんどしませんが、やはりアレルギーのある方や、特に主食であるチモシーへのアレルギーがある方がいるので、避難所へ一緒に保護してもらえるのか不安ですよね。

お住まいの市町村の地域防災計画に、避難所の動物保護ルールが記載されている市町村もあるかと思いますので、ぜひこの機会に確認してみてください。

ちなみにうちがある品川区はこんな感じ。

災害時における動物飼育は避難所連絡会議等において、避難所単位で受入れ方針を検討することとする。区は、愛玩動物(ペット)の避難場所が不足する場合に、近隣避難所との調整役を担う。
品川区地域防災計画 概要版PDFより

一律受入れNGと言うわけではなく、各々の避難所で会議して決めるようです。うぅ〜ん、予めOK/NGなところを明確に分けてくれた方が、避難する側としては、たらい回しにされなくて済むので有難いんだけどなぁ。。。

市町村によっては、原則屋外隔離などと定められている場合もあるので、お住まいの防災計画を確認して、必要な防災用品を準備しておくとベストですね。

画像2

うさぎの防災グッズ

犬や猫と違って、うさぎさんはストレスや気温の急激な変化に弱い生き物です。避難所では好きなように動き回ることができないし、室内だとしても寒さ・暑さ対策は人間以上に必要です。

家族の一員であるうさぎさんに命を落として欲しくない!
周りの迷惑にならない範囲で、できる限りのことをしてあげたい!

そんな飼い主さんへ、今できる防災準備や対策は何があるか調べました。

◆ハーネスに慣れさせる

画像3

ハーネスの練習をするうなぎ(ネザー2歳♀)

避難所でうさぎさんと一緒に生活する場合、ほとんどの時間をケージの中で過ごすことになります。ただでさえ慣れない場所、避難所での生活音・・・うさぎさんには非常にストレスになりますよね。

自由に遊べるサークルやスペースがあればいいですが、犬猫と違い、うさぎを飼っている人はまだまだ少数派。なかなかスペースの確保が難しそうです。

そんな時は、ハーネスをつけて草むらを散歩させるなど、気分転換をさせてあげることが大切です。人間も犬もうさぎも、気分転換大事!

ただ、ハーネスに慣れてないと、着けるだけでストレスになったり、そもそも着けさせてくれないことも。
うちの子は初めてハーネスを着ける時に、めちゃくちゃに怒って「ブーっ」と言う警戒音MAXで(泣)装着までに30分位かかりました。

強引に着けるとそれだけでストレスになっちゃうので、少しづつ、おやつで釣りながら慣れてもらい、いざと言う時に備える準備をしています。

◆水・フード・牧草などの準備

うさぎさんのフードや牧草は、災害時にはなかなか手に入りにくいことが多いです。また、普段食べ慣れていない種類の牧草は、食べてくれなかったりすることも。
普段から色んな種類の牧草をあげておいたり、最低でも1週間分のフードと牧草を用意すると良いかと思います。

また食器や給水器も忘れず準備しましょう。特に給水器は、お皿からお水を直接飲めないうさぎさんもいるので、忘れないように持っていくことをお勧めします。

スクリーンショット 2021-02-14 15.49.08

写真は、川井のやみつきむしゃむしゃソフトヘイバー。シモシーが束になっているので、持ち運び安く、細かいチモシーの粉塵が散らばることがないので避難所で与えるのにちょうどよく、うちでは数個ストックしています。

◆トイレ用品の準備

犬猫と比べて排泄物はそんなに匂わないとはいえ、やはり気になりますよね。避難時には、消臭効果のあるペットシーツを何枚か用意しておくと安心です。
同時に、ごみ袋も用意しておきましょう。排泄物を掃除したティッシュや汚れたペットシーツなど、毎日の掃除で出るごみは、ゴミ袋できちんと密閉し、匂いが漏れないようにするなど周りへの配慮も必要です。
また、新聞紙も防災にとっても便利です。ペットシーツがきれてしまった時や、隙間かぜを塞ぐ時など汎用性があるので、防災バックの中に入れておくと◎。

◆防寒対策

画像5

寒い地域の避難所や、地域によっては屋外飼育でうさぎさんを保護しなくてはいけない場合もあります。そんな時の防寒対策はどうすればいいのでしょう。

〜寒さ対策まとめ〜

・段ボールやブルーシートなどでケージの周りを囲って雨風をしのぐ
・足下にアルミシート+タオルを敷いて保温(※アルミシートがかじられないようタオルを上にかける)
・キャスターやスノコの上にケージを置く(床や地面に直にケージを置かない)
・湯たんぽをケージの近くにおく(※直接触れられないように)
・カイロをカイロケースに入れて置く

スクリーンショット 2021-02-14 16.03.54

ネットで検索すると、工夫次第で色んな寒さ対策があることが分かりました。段ボールやアルミシート、ブランケットなどは避難所で配布されることが多いので、いざとなった時にうさぎさんの防寒のための使い方を知っておくと良いですよね。

◆暑さ対策

寒さはある程度しのげても、日本の真夏の暑さにはうさぎさんもエアコンがないと危険です。(完全に屋外だと真夏は本当に危険なので、室内に入れてもらうようお願いしてください。)
その中で、私たちができることはどんなことでしょうか。

〜暑さ対策まとめ〜

・氷や保冷剤があったらケージの下に置く(※直接触れないように)
・給水機に入れる水は少し冷えている水を与える(※あまりキンキンに冷えているとお腹を壊してしまう可能性もあるので注意)
・アルミやセラミックなどの冷感プレートを置く

スクリーンショット 2021-02-14 16.20.28

↑うちでも使っているセラミックプレート。水に浸すと気化熱でひんやり冷たくなるプレートで、うちの子もお気に入りです。

◆うっ滞予防用品

うさぎさんは、避難所での環境の変化やストレスで「うっ滞」(胃腸などの消化器の動きが停滞して止まってしまう病気)になり、最悪命に関わることもありえます。

うっ滞を予防するために、腸内の動きを活性化させる乳酸菌や、食物繊維、体内のガス発生を抑制をしてくれる酵素入りのサプリメントなどを準備しておくと良いかもしれません。

胃腸が弱くうっ滞にかかりやすい子は、場合によってはお医者さんにお願いして治療薬などを処方してもらうのも手です。

*「うっ滞」の症状
元気がない、食欲不振、便が出ない(小さい、少ない、粘膜がつく、形がいびつ)、腹痛(お腹を触られるのを嫌がる)、お腹が張る、うずくまって動かない

うっ滞はストレスの他、運動不足や食物繊維不足が原因で発症するみたいなので、環境が変わった場合は特に、こまめな健康チェックは欠かせませんね。

スクリーンショット 2021-02-14 17.16.48

うちでは、↑うさぎ専門店で販売しているパイナップル酵素配合の「アクティブE」と言うサプリを与えています。嗜好性が高いのでおやつがわりにも◎

◆防災グッズまとめ

・フード、牧草、水(1週間分)
・食器、給水ボトル
・ペットシーツ
・新聞紙、ごみ袋
・アルミシート・タオル・湯たんぽ(防寒用)
・冷感プレート、保冷剤(暑さ対策用)
・うっ滞対策用品(サプリやお薬など)
・ハーネス
・キャリーケース、ケージ

色々と書いてみましたが、まだまだ足りない気がしてなりません。
災害が起こってからでは、買い占めや混乱で手に入らなかったりもする可能性があるので、今のうちにできる限りの備えをしておきたいですよね。

「うちではこんな対策してるよ」等、みなさんのご意見・コメントや情報がありましたら、ぜひ教えてください!

--------------------------------------------------

うちの子、ネザーランドドワーフの女の子うなぎのYouTubeもよかったらご覧ください٩( 'ω' )و こちらはゆる〜い動画です。笑

Instagramもやっておりまする〜٩( 'ω' )و https://www.instagram.com/unagi.channel/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?