パリ2024観戦女子一人旅 〜3日目 パリ(オリンピック観戦と美術館)〜
この日はオリンピック最終日。夜の閉会式のチケットは高すぎたので取りませんでした。そしてこの日が滞在中一番の事件が起こった日です。
パリ二日目、美術館巡りがスタート。開館時間に合わせて、ピカソ美術館へ向かいます。話には聞いていたけれど、とにかく建物が素晴らしい。
それから、朝一だったからか人も少なく落ち着いた雰囲気でとてもよかったです。
大学生の頃、バルセロナのピカソ美術館にも行きましたが、作品数で言えばパリの圧勝です。もちろんバルセロナも感動しましたが、パリは有名な作品も多く、展示方法も凝っていて素敵でした。
最初に訪れたこのピカソ美術館が、パリで一番のお気に入りです。
五輪観戦もラスト。昨日も来たレスリング会場へ移動。
お腹が空いたのでチュロスを購入。これがめっっちゃ美味しかった！パリでは飲食店にはほとんど入らなかったので、このチュロスが食べ物の中で一番の思い出です。
この日は清岡幸大郎選手と鏡優翔選手のダブル金メダルを見ることができました。
お二人とも負ける気がしない、まさに圧勝でした。昼過ぎに競技は終了したので、表彰式までばっちり観ることができました。
さて、問題の事件の話です。
この日は午後にオルセー美術館の時間指定チケットを取っていました。
オルセーはセーヌ川沿いにある美しい建物の美術館。
中もとにかく広くて、巨大な作品もたくさんありました。とりあえずリュックサックを預け、一通り作品を見ます。
お目当ては上の階にある、印象派の作品たち。有名な作品もたくさん。お客さんも一際多いエリアでした。
のんびり印象派の作品を見ていると、突然館内にサイレンが鳴り始めました。フランス語のアナウンスと英語のアナウンスが交互に流れます。
自動放送のようで、詳しい内容はわからない。とにかく何か非常事態があって外に出ろとのこと。
が、しかし。美術館の中のお客さん、全く動じない。サイレン鳴りまくっているのに動かない。その様子にキレる職員。カオス。
日本だったら大パニックになりそう。
とりあえず促されるままに、非常口らしきところから階段を使って外に降りました。道中でセーヌ川(顔が浮かんでいる)と聖火を撮影するくらい余裕。
とりあえず外に出たものの、状況は何もわからない。締め出されてしまった。
ここで困ったことが一つ。リュックサックをクロークに預けてある！やばい！貴重品だけは身につけていたものの、リュックにも大事なものがたくさん…これは困った。
いつになったら入れるかもわからない中、周りにいた日本人ファミリーが係員さんに聞いてくれたみたいで「いつになるかはわからないが、今日中には開く」とのこと。
幸い、私はこの後予定を入れていなかったので建物の外で待つことに。途中で何台もパトカーがやってきました。
30分ほどして、まずは職員(も締め出されていた)が入れることになった様子。そこからさらに15分ほどして、締め出された客も中に入れてもらうことができました。
まずはリュックサックの救出。無事回収できてよかった。
その後、閉館までいられるとのことだったのでとりあえず見逃していた印象派の作品をさらっと見て撤退しました。
結局何があったかは調べてもわかりませんでした。
今回の件で少しモヤモヤしたこと。
ヨーロッパの美術館は大きな荷物を預けるように言われることが多く、厳しいところは入り口で預けるように徹底されています。
オルセーは地下に荷物を預けるクロークがあり、一度地下に自分で行って戻ってくる形式です。そこにチェックはありません。
何が言いたいかと言うと、荷物を預けずにリュックサックを背負ったままの人が多すぎる！他の美術館ではまずありえない。
今回真面目に預けた自分が荷物を取り出せずに損をした感じになってしまいました。悲しい。
余談ですが、オルセー美術館で常に流れている館内放送には日本語もありました。
この日はなんだか疲れてしまい、その後は宿に戻って休みました。閉会式はテレビをつけて流し見しましたが、割と早い段階で寝てしまいました。
四日目(パリ)へ続く。