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本業看護師、副業デザイナー

看護師経験10年、救急看護師5年。
アラサー看護師がデザイナーとして個人事業を開業したって話。
全然違う職業なのになぜ?と驚かれる。
今思えば確かに昔から美術の成績は良かった。
きっかけはとても些細なこと。SNSで友達のアイコンを作り合う、みたいのが流行って作ってみたら大好評。
そこから私のデザイナーとしての経歴が始まる。
そうこうしていたら友達のDJが「ロゴを作って欲しい」と。私でいいの?と思いながら作ってみたらなんかすごいいい感じに出来た。
手探りでお絵描きアプリやなんやを駆使しながらだったので時間はかかった。けど、その人のイメージとこんなんがいいって言うイメージを混ぜながら形にしていくのはなんとまあ、オモシロイ。
そして、素人が作ったものなのに?と思いながら初めてお金を貰った。相場は知らんが格安らしい。
実際にDJしている後ろで大きな画面にロゴが映し出されている写真を送ってくれた。看護師では味わえない、結果が形になるという喜びにはじめて触れ、感動した。感動ってなんかふわっとした表現だけど、本当に心がなんか動いた感じ。(笑)
看護師っていう仕事は、小学校からずっとなりたかった職業で。自分の中の看護師像もしっかりあって、その理想に追いつくためにたくさん勉強もしたし、プライベートでも色んな人と関わる中で学んだことをどんどん看護に投影していった。そういう意味で、人生をかけてやってる仕事。やりがいもめちゃくちゃあるし本当に天職だと思ってる。でも、どれだけいい看護をしたか?どれだけ学んでどれだけ気持ちを込めてるか?患者さんには伝わるけど、形にはならない仕事。まあ、それが良さでもあったりするけど。
実際に結果が形になる仕事をしてみると、また違った感情になる。自分が作ったものが、その人の仕事や好きなこと、更にはその人自身を表現するための、ピースとなる。それって本当にすごいこと。
そうやってデザインの楽しさにどっぷりハマっていくことになり、自分のロゴを作ってみたり、仕事で使うユニフォームやピンバッジをデザインしてみたり。たまにSNS通じて依頼があって、お金を貰うことも。
そうこうしていたら、今年度に入って友達の事業を専属で手伝うことになり、ロゴ作成、動画編集、パンフレット作成、ほんとに色々。動画編集に関してはもはやデザイン関係ない。でも、その事業をもっと発展させるために必要なことなら何でもやってみた。そしたら出来た。
あれよあれよと言ううちに固定収入となり、これは確定申告しなくては、となって開業に至る。
SNSを通じて個別の依頼があったり、人伝にSNS投稿代行の依頼が来たり。本業さながら忙しくなったここ最近。

どうして私はデザイナーをしてるのか?
今でもよく分からない。(笑)

でも、今の私はこういう流れで何かに導かれている気がするし、私にできることで何かの役に立つなら喜んでしたい。そういうタマシイなんだろうなと思ってきた。
しかも、何をやってみても案外できる。もちろん仕事としてする上で最低限の知識や技術はないといけないと思うし、適当なもん作れるほどのメンタル持っていないのでそこは努力で埋める。
そして喜んでもらえて、感謝される。

人のためになんでも出来るタマシイを持ってる私。
その私が、新しいことに怯えなくていいってこと、状況を俯瞰して流れに逆らわないってこと。これまでの人生でそれを学んできた。だから今こうなっている。
なんか全部繋がってるなぁって思う。
ちょっとスピリチュアル(笑)

本業看護師、副業デザイナー。
そんな異例の肩書きが、私らしくてとてもいい。

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