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INFJの個人的徹底解説!2024年版 後編【INFJと対人関係について】


こんにちは!とうらです。

「INFJの個人的徹底解説!2024年版」ということで、このシリーズは16Personalities性格診断テストの性格タイプのうちの一つ、INFJ(提唱者)の解説文について、私が共感した点や考えたことなどを書いています。

こちらの後編では、主に「INFJが周りと対人した時にどんなことが起こるのか?」についてみていきます。
今回の記事単体でもお楽しみいただける内容となっていますが、前編の「INFJの心の中について」という内容の記事ももしよろしければご覧ください。

公開して間もないですが、たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです!

ではここから後編に参ります。

※この記事はあくまで私の個人的な共感・思考を綴ったもので、INFJというものを定義づけたりするものではありません。「違う」と感じる場合もお互いの個性だと思っています。
※MBTI公式を知る方へ:私は公式セッションでもINFJという結果になっています。この記事ではそんな自分も思い起こしながらの内容となりますが、MBTIとは別物としてお読みいただけたら幸いです。




友達が多ければいいとは思っていない


提唱者は内向的ですが、偽りのない深い人間関係を大事にする人たちです。相手を心から理解し、自分も相手に深く理解してもらう。これができれば、提唱者はとてつもなく大きな満足感を得られます。

提唱者型の性格

いきなりですが、INFJの皆さんは友達がどれぐらいいますか?
その友達に、自分の中の深い部分をどれだけ話すことができますか?

…INFJさんのことなので、こういう質問をされると「まず、友達とは…?」と考え込んでしまう率が非常に高いと思われるのですが…

私は、一緒にご飯に行ける友達は人並みにいると思いますが、「自分の深い部分を話す」となると、かなり限られてきます

しかし、それについて自分を蔑むことはあまりありません。
解説の通り、「相手を心から理解し、自分も相手に深く理解してもらう。これができれば、提唱者はとてつもなく大きな満足感を得られる」からなのかもしれません。

「友達は少ない方が良い」と思っているわけではないんです。
もし自分の深い部分を話せる人が多くいるのなら、それだけ幸せなんだろうなと思います。
でも慌ててそういう友達をたくさん作ろうとまでは思いません。

どちらかというと、今すでに形成されている深い話のできる関係をとても大事にし、感謝の気持ちを抱いている人の方が多いかも知れません。

また、自分の深い部分を曝け出せる友人が一人もいない、というINFJさんもいると思います。
でもそれはその人が悪い人だから、というわけでは決してないと思います。

こちらの記事は途中からINFJの秘密基地メンバー限定となっていますが、冒頭の部分だけでも共感してもらえるかも知れません。
INFJさんが友達が「いない」と感じる場合、それにはれっきとした理由があると私は考えています。


本当はもっと深い話がしたいと思っている


雑談より、奥の深い会話を断然好み、周りに気を配りながら穏やかに会話に参加する傾向もあります。

提唱者型の性格

「雑談より、奥の深い会話を断然好み」と、なぜかものすごくはっきり表現されていますが、私自身も割とその通りだと思っています。

ビジネス上の世間話は、不得意じゃないんです。それはそれとして場を凌ぐためのツールですから。でも、「みんながリラックスするための雑談やどうでも良い話」でかならずしもリラックスできるわけではないんです。

なぜなら私たちの思考回路は常に無意識に「なぜそうなるのか?」「この事態から読み取れることは?」と物事の背景にある”本質”のようなものを見ようとしたり、意味を見出したりしようとするからです。

私は女性同士の会話が多いのですが、誰がどうしたなどの噂話やステータスに関する話、時事ネタなどで、特に相手の感情や考えが見えてこない話だと、頭の中が「…で………??」で埋め尽くされてしまいます。(しかし相手のニーズも分かっているので、そんな自分を前に押し出すわけにもいきません)

それよりも、知識欲を刺激されるような話や、考察のしがいのある話、空想的な話などが好きです。
前述のような話題を振られると、ついついそっちに持っていきたくなります。

提唱者の高い洞察力と自分の気持ちに正直である様子に、周りの人は強く印象付けられるでしょう。

提唱者型の性格

ここに書かれているように、皆がそんなINFJの性質をプラスに捉えて重んじてくれたなら、まだ幸せです。
でも、「なんか重い話にしようとしてない…?」と相手が負担がる恐れを感じることもありませんか?

ここでもう一つ重要なのが、解説にある通りINFJが「周りに気を配りながら穏やかに」会話しようとすること。
INFJだって、雰囲気を壊したいと思っているわけではなく、むしろ皆の心地よさを保たなければと思っていることの方が多いわけです。

それが上述したような自分の中の思考回路とぶつかるため、INFJの方が「重い話にならないように…!」と内側でひたすら問答したり、
もしくはうっかり鋭い口調が飛び出てしまい、後から永遠に終わらない反省会を一人で開催したりすることも、相当多いと思います。

このような人と接すると起こる激しい一人消耗(年数が経っているともはや当たり前になって激しさは感じられないかもしれません)…思い当たる方は、ぜひコメントをお願いします 笑


人といると、自分とはいられなくなる。


気が利く上に慈悲深い人たちなので、人間関係にかなりのエネルギーを注ぎ、気遣いもします

提唱者型の性格

解説中に「人間関係にかなりのエネルギーを注ぎ」とありますが、この「かなり」というのは…極端なことを言ってすいませんが、自分のこれまでの感覚や、INFJの皆さんとお話ししてきて感じる限り、正直尋常でないものだと感じています。

以前こちらの記事で、私がよく感じることのある、「人といると途端に自分じゃなくなる」「空気の奴隷になる」現象について書きました。

(今はメンバーシップのみ閲覧になっていますが、途中まで読んでも共感してもらえるかも知れないです)

周りの空気に「最適化」している自分は、その場では全く苦しみも感じないしむしろ楽しい。
でも、一人になった時にどっと疲れを感じるし、時には場にいた時間を回想して、何度も自分の発言が正しかったかどうか確かめてしまう。

人といる時間には「自分」がどこかへ消えてなくなってしまう感じがするし、人といる時間が長ければ長いほど、一人の時間はその回想で圧迫され、何故だかどんどんなくなってしまう。

それでも人といるときの自分はどこか「正しい」感じがするから、また繰り返す。…そうして気付かぬうちに大変なところまで自分を追い詰めていて、最終的に全てを手放したくなってしまうことってありませんか。

まさに自分が経験したことですし、INFJさんと話していると本当にこの話をよく聞きます。

INFJの全員がそうと限らないとは思います。前記事でお話ししたアダルトチルドレン的な過去の経験も苦しみに関わっているのかも知れません。
でも、今のところ私が話してきたINFJの方ほぼ全員がこれに共感してくれているので、何かしらの傾向はあるのではないかと思います。

では、INFJのこの苦しみに打つ手はあるのか…
完全なる答えではありませんが私が考えてきたことでヒントになりそうな記事をあげておきます。(メンバーシップのみ閲覧可の記事です)


理解されない。批判が怖い。


でも、だからといって相手からいつも感謝されるとは限りません。とても思慮深い人たちなので、自分の善意が理解されないともどかしく感じることもあるでしょう。その結果、たとえ建設的な批判であっても、非常にショックを受けたり傷ついたりすることがあります。

提唱者型の性格

みなさん、批判にはどれぐらい耐性がありますか?
「批判」とは、辞書的な意味では「他人の言動を指摘すること」です。

ちなみに私は、自分がINFJと知るまでと知ってからの数年間は、全くと言っていいほどダメでした。
ここ1年くらいでやっと、「批判されても大丈夫かも」と思えるようになってきたくらいです(ただし内容による)。

「批判」と「否定」は違います。「否定」が頭ごなしに拒絶することであるのに対し、「批判」は目標に対して建設的な意見である場合も含みます。

つまり「批判」は人格否定ではないのです。
にも関わらず、私は「批判」にダメージを受けることが多いです。

いえ、頭では分かっているんですよ。
「相手の言い分ももっともだ。自分には是正すべき点がある。相手のおかげで視野が広がった。この貴重な機会に感謝すべきだ。」

…なのに、体の一部は震えている。手先が冷たくなっている。頭の中に言葉が渦巻いて余裕がなくなり、結果として普段することのないうっかりミスをおかす(翌日は思いもよらぬ箇所が筋肉痛に)…。

それとその批判の言葉が、後になって何度もフラッシュバックし、自分の行動に規制をかけることもしばしば。

…どう見ても、影響を受けているわけです。
何故かはわかりません。永遠の謎と言ってもいいほど、謎です笑。

しかし上記の引用した箇所に少しだけヒントがあります。
それは、私たちは「自分の善意が理解されない」と感じることもある、という部分。

例えば。
相手の批判の内容は非の打ちどころがない。それでも…
「どうしてその言い方で?」
「どうしてそのタイミングで?」
「そもそもどうしてそれを言おうと思った?」

自分がこれまで無意識に、散々他人に配慮してきたことを、
いともたやすく打ち破って来た相手の背景を想像してそれに動揺してしまうのもあると思います。

この動揺は、「私がやってきたことは当たり前」と思うから起こるんじゃない。
元々、世界が無秩序なことくらい知っている。全ての人に理解されるわけじゃないことも。それでも自分は自分なりに、懸命に調和的なリズムを保って来た…
それを外の世界から壊される場面に直面する時、致し方なく起こるのです。

長い人生の中で、人から批判を受けることは、避けられません。
それはもちろん他のタイプも同様ですし、必ずしも私たちが悪いからではないと思います。

批判に動揺しないようにするには…と思考を働かせるのもいいと思いますが、思考による対応はその場限りのものになりかねません。
一番有効なのは、INFJがとにかく自分の感情を大切にし、自然な形で内側の感覚的な部分から、強くなることだと思います。


私に人生の目的を聞くならそれなりの覚悟をしてください


多くの提唱者は自分の人生には特別な目的がある、つまり“この地球上で自分が果たすべき使命”があると感じています。この使命が一体何なのか見つけ出すことに大きな意味を感じていて、使命が何か分かったら、それに一生懸命取り組むのです。

提唱者型の性格

この地球上で自分が果たすべき使命」…みなさんの中には、ありますか?

「使命」だなんて、なんて大袈裟な…
と言いつつ、私にもあります。笑

「あります」とハッキリと言ったものの、
「じゃあそれって何?」「どんな使命?」と言われてしまうと口をつぐんでしまいます。

…決して、無いわけじゃないんです。
そんなにハッキリと質問するならこちらもハッキリと答えたいので時間をくださいねあと長話を聞く覚悟はありますか????

…ってことになりますかね…。

どういうことかというと、上記の解説文の中にも「この使命が一体何なのか見つけ出すことに大きな意味を感じていて」とある通り、「そこにある」ことは分かっているんだけど、具体的にそれがなんなのかは最初は自分でもよく見えないんです。

そしてそれを見つけるために、私たちは人生という長い旅をやっているようなもの…と言ったら共感してもらえるでしょうか?
(しなくても全然平気ですw)

もちろん、一生具体が見つからないと言うわけではなくて、多くの場合、その自分が感じるもんわりとした「使命」に沿った具体を、長い人生の中でそれなりに見つけていくんだと思います。

が、ひとつ見つけたからといってそこで終わらず、その抽象的な形に沿った何かをいつまでも追い求め続ける…そしてそれを楽しんでいくのが私たちの人生なのではないでしょうか。

だから、「将来の夢は?」「やりたいことは何?」なんて言ってもすぐには答えられない。(必要に迫られれば適切な答えを作ることはできます)
ちゃんと言うとしたら、「あなたが求める形では答えられない」ということになります。

めちゃくちゃ抽象的ですよね。
でもそんな風に抽象を抽象したままさらに抽象していけるのがINFJなんじゃないかと、私は勝手に思っています(謎発言すいません)。

それを持ち続ける事を、自分に許していいんですよ。

以前にもINFJのやりたいことの抽象性と外の世界が求める事の摩擦で起きる葛藤について書いた記事があります。

また、思い切ってその抽象性を全面に押し出した、遊び心満載の賛歌のような記事がこちら。

よかったら読んでいただけたら嬉しいです🌿


ごく普通の人間として生まれながらなぜか重荷を負わされた私たちの本質


とうとう解説文も最終段落。こんなことが書かれています。

不公平なことに遭遇しても、提唱者はほぼ決してあきらめることなく、直感と思いやりの心を軸にして解決策に取り組みます。頭と心のバランスを取ることが生まれつき得意なので、大小の社会悪を是正するのに最適な人材です。

提唱者型の性格

そんな…いやいや…ありがとうございま……

………いや、ちょっと待って…?

大小の社会悪を是正するのに最適な人材」?
そんなでかい役目が私たちにあるんですか??
(そう明確には言ってないが)

確かに、これまで見てきたようにINFJは

  • 自分の中に確固たる「世界にとっての善い」を持ち

  • 人に言うばかりでなく自ら全うしようとする姿勢を持ち

  • 物事を深く考え本質を重視し

  • 利他性が心の奥深くまで染み込んでおり

  • そういった自分の哲学を常に、死ぬまで持ち続けながらも

  • 周りの人には気を配りながら穏やかに話すことができる

人材です。
(自分で書いててなぜか嫌になってきた…)

しかも何があったって「ほぼ決してあきらめることはなく」と言われるほどの粘り強さを天性の力として持っています。

ここまでくるともはや「世界にとっての善い」を、意識せずとも日々生んでいる可能性だってある気がしませんか。

そう、無意識に・当たり前に行えること、心の底から願えること…それは確かに人間各々に与えられた使命だとも考えられます。

…ですが、一方で私たちは、普通の人間です
もし私たちが生まれながらに筋肉ムキムキで、不死身で膨大に時間とエネルギーがあり、どんな言葉にも状況にも屈しない鋼の心を備えていたら、どんなによかったか。
その使命や願いを、どんなにたやすく果たせたか。

しかし残念ながら、完全に真逆じゃありませんか。

キャパシティも、スペックも他の人たちと同じかむしろ小さいくらいなのに、
精神だけはそれらを超えて無限に広がっていく。
そりゃ疲れるわけだよ

しかも、先ほど箇条書きにした部分をよく見てください。
これ、自分の”欲”はどこにあるんです…??

そういう視点で見ると、なんだか自分のことながら謎めいてきますよね。


ここで、私たちの本当の「使命」に立ち返りたいと思います。

勘の良い方々はもうお分かりかも知れませんが、私たちの仕事は「自分」を超えて疲弊するまでこき使い、自滅することではありません。
(それでは生命としての役割が果たせないため)

では私たちの根本的な仕事とは何か。
それは「自分」と「世界」の間を行き来しながら、人よりも多く「自分」について目を向けることなのではないでしょうか。

実は人の相談なんて、乗っても乗らなくてもいいんです。
困っている人を、助けても助けなくてもいんです。
世界の平和を、祈っても祈らなくてもいいんです。
他人の悲しみを自分の悲しみのように感じても、感じなくてもいいんです。

本当はそんなこと誰も、私たちに課していないんです。
その前に、「自分」です。

だってINFJである以前に普通の人間だから。
本能も個人的な欲もある、真っ当な生き物だから。

なぜかそれを忘れさせてくる性質を合わせ持った私たちが果たすべき本当の使命は、自分をやることに集中することなのかも知れません。

私たちは「大小の社会悪を是正するのに最適」ではあるかも知れませんが、16種類のうち「最適な人材」と言われているだけで、必ずしもやらなくったっていいのです。

でももちろん、やったっていい。両方許されます。

このやってもいいし、やらなくてもいいというルールの中で道を選ぶのは、紛れもなく「自分」です。

しかしここまで共感しながら読んでくださったINFJの皆さんはおそらく、「自分で選ぶ」がそもそもわからないんだよ…って人が多いんじゃないかと思います。

もしかしたら、頑張りすぎでセンサーが鈍っているのかもしれません。
本当に、ここまで、よく頑張ってきました。

そんな方がまずすることは一つだけです。それは前章でお伝えしたことと同じ。
自分を労り、休ませることです。

解説の最後の文も、こう締め括られています。

ただ提唱者が忘れてはいけないのは、他の人のケアをしつつも、時には小休止を取り自分自身をケアすることです。

提唱者型の性格

こんなにはっきり言ってもらえているのだから、
自分で自分をケアしたって誰に責められることもありませんよ。

そして自分を労ることを考えた時「そのままダメ人間になるのではないか」と恐れる必要はありません。

これはここまで読んでくださった方だけにしたい話なのですが、INFJが自分自身を本当に必要な分しっかりとゆるめたら、必ずまた利他的な活力、世界に向けて自分のエネルギーを発したい気持ちは湧いてくると思います。

これだけは珍しく自信を持って言えますが、本当の意味で自分らしくいることを許せたINFJは、絶対に、自分が嫌いになるような自分にはなりません



ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

これで「INFJの個人的徹底解説!2024年版」前編・後編ともにおしまいです。

実は初めから2つの記事に分ける予定は無かったのですが、書いてみるとどうしても長くなりました。
ここまで自分のことを説明できるようになったのは16タイプの理論のおかげかもしれません。

あくまで私が感じたことですが、共感したよ!ということがあったらぜひコメントいただけると嬉しいです。
また、「自分はここが違うと思ったよ」という意見も大歓迎です。
同じINFJの中でも色々な個性があると思うので、私もぜひ知りたいと思っています。

また、私のアカウントはごく個人的なものなので、個人的な考えや思いを綴ることが多いですが、INFJの記事もだいぶありますし、これからもたまに書いていく予定なので、よかったらフォローお願いします🌱

それと、INFJのメンバーシップ(コミュニティ)もやっています。現在会員絶賛募集中なので、お気軽にご入会お待ちしてます🌼


まだ前編を読まれていない方はこちらもぜひ。


最後に、貼りきれなかった私の他のINFJ記事の中で人気だったものも貼っておきます。


※こちらは現在はメンバーシップ限定記事となっています。


ではまた、次の記事でお会いしましょう🌷



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