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高校の部活「練習中の声出し編」

昨日の「練習中の挨拶編」に引き続き、今日は「練習中の声出し編」をお届けします。

どの学校の部活でも声を出して、チームの士気を高め合いいい練習ができるように努力します。本来はそうあるべきだが、現実問題イヤイヤ声を出してやっていた。体育館に響く「がんばー」の声。誰に響くわけでもなく、ただ鳴り響く音にしか過ぎない。そんな空虚な空間を、少しでも明るい雰囲気にするべく「がんばー」に続く新しい声出しを編みだした。

それは、「ハンバーグ」だ。

がんばーとハンバーグの語呂がちょうど良かったので、採用した。声出しをするとき、顧問がいる場面で当然「ハンバーグ」と言ってしまうとバレる。なので、「ハンバー」と言ってその後に続く「グ」になるにつれ音が小さくなる。また、単純に自分だけが言ってしまうとアウトになる確率が高いため、誰かが声を出したあとに被せながら言ったり、同時に言ったりしてバレないようにしていた。自分の声出しに気づき始めた部員にも「ハンバーグ」が浸透し始めた。全部員が言っていたわけではないが言うと多少、場が盛り上がった。部活をやっているときに怒られることはなく、声出しへの嫌さはなくなった。

今、1つ聞きたい。顧問は気づいていたのか?
これで高校編は一旦、終了します。

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