奈良が生まれ育った時代 / the Time in which Nara Was Born and Raised
13回目のならあそびは、「歴史」がテーマです。
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This text is Japanese only, but there is an English document summarized on this subject.
If you can not read Japanese, please see the following English document.
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奈良にあるモノやコトなどの”何か”を知ろうと思ったら、それがなぜ生まれて、なぜ今まで残っているのかを知る必要があります。
”何か”はある偶然やその時の自然の摂理、近所の噂話や誰かの悪戯、個人の思い込みや派閥間の策略など、色々な要素から構成されており、その当時の人々は、それを当たり前だと思っています。
でも、いつしかそれが過去の出来事となるような時代の流れの中で、何とかその”何か”を残そうと、誰かがそれに名前を付けて記録にします。
それが「歴史」であり、そのおかげで僕たちは過去の時代を知ることができます。
さて、
何が言いたいかというと、歴史ってもっと小説みたいに共感できるストーリーがあったり、ドロドロした人間ドラマがあったり、苦労した人がやっと報われるサクセスストーリーがあったりするものなんじゃないか、ということです。
というのも、ここまで書いておきながらあれですが、僕は歴史が嫌いでした。
正確には中高の歴史の授業が嫌いでした。
理由はカンタン。
「歴史の授業」はおもしろくないから。
ぜんっぜんおもしろくない。
人の名前と年とイベント名をひたすら覚えるだけなんて、どこがおもしろいんだ!
と思っていました。今も思っています。
今回のならあそびで、大事で勉強しなきゃと知りながらも避け続けてきた「歴史」を勉強してみて、わかったことが一つ。
「歴史」自体はおもしろい。
何が違うかというと、冒頭で書いたように、歴史として知る事項は、後から記録として残された文書などであり、それはその作者が伝えやすいように名前を付けたり、重要だと思うところを重点的に書いたりした編集物です。
「歴史の授業」も同じで、文科省の教育カリキュラムと学校の先生が大事だと思ったところを、短い授業時間の中で掻い摘んで伝えられるので、部分的にしか分かりません。
また、単語と年代は答えが明確なので、テストの評価にはもってこいです。
結果、断片的+記号の列挙という、理解や面白さとは無縁なものになってしまいます。
それはとても合理的で効率的かもしれませんが、僕と同じ「歴史」の食わず嫌いが増えてしまう要因でもある気がします。
だからこそ、「歴史の授業」ではなく、「歴史」を知れば、食わず嫌いから一気に好物になることだってあると思います。
なので、今回は「歴史」がテーマですが、「歴史」食わず嫌いが嫌いであろう以下のことは無視します。
・細かい年代(100年単位で十分)
・人の名前(この人だけは!だけ記載)
・イベント名(知らなくても生きていける)
・大筋以外の”知っておいて損はない”的なこと
(知らなくても損はない)
万が一、このならあそびで食わず嫌いの人が少し好きになってくれた時のことを考えて、KEY WORDは載せておきましたが、全然知らなくて大丈夫です。
ちなみに、4世紀から8世紀までの約500年をA4×1で書いているので、めちゃめちゃラフです。
その辺はあしからず。
気になることがあれば、鵜呑みにせずにファクトチェックしてください。
(間違ってたら教えてください。)
では、まとめイラストいってみましょう!!
まとめイラスト
■日本語 ver. (size: A4)
■English ver. (size: A4)
いかがだったでしょうか。
自分の住んでいるまちの歴史を知っているのとそうでないのとでは、普段当たり前のようにあるモノやコトに対する見え方が違うと思います。
この程度のざっくり歴史でも、見え方は十分変わるはずです。
ふとした時にそれに気づくことができたなら、それはあなたが食わず嫌いを見事卒業した証しです。
そうなることを願って。
おわり。
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