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「私、失敗したくないんで」プロスペクト理論

どこかの医療ドラマで全く逆の「私、失敗しないので」というセリフを聞いたことがあります。授業で生徒たちに発問してもなかなか答えてくれなかったり、委員会を決める際なかなか立候補する生徒がいない場面がよく見られます。そのような生徒の心理はこのプロスペクト理論で説明できます。

プロスペクト理論

これは、損失が発生しそうであれば損失回避を最も優先し、たとえ利益を得られる可能性が高かったとしても、リスク回避を最優先にしてしまう心理を指しています。授業中当てられて間違えてしまって恥をかきたくないということでしょう。


日本の授業風景のあるある

真面目に発表し、積極的に行動したいと考える生徒にとってこのような雰囲気はよくありません。まさに「出る杭は打たれる」ということわざがぴったりですね。日本では学校のみならずどのような組織でも見られます。


一か八か

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このような勝負をしたがらない生徒は多いですが、避け続けることはできません。現在、大学入試ではプレゼンテーションや探求活動を使った入試スタイルがどんどん増えてきています。昨年3年生の担任をしていた際、高知大学教育学部の推薦入試の受験指導をしましたが出願し、蓋を開けてみると「7倍」という倍率でした。それでも最後まで生徒に「少しでも確率があれば」と声を掛け続け、合格をいただけました。一か八かは「0ではない」ということです。挑戦しなければ0です。誰に何を言われても新しい挑戦し続けることの大切さを1年生たちに伝えていきたいです。


職員室の窓際に観葉植物を飾る

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私も新しく挑戦を。それは観葉植物を飾る準備を進めて、休校や行事の中止で下を向きがちな1年団のシマを少しでも明るくしていくことです。学年主任は先生方の働きやすい環境作りをすることが大切な仕事の1つだと思います。植物を窓際に飾る前例がないので怒られるかもしれませんがその時はまた報告します笑

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