「これは新しい!」アーリーアダプター
全国的な少子化で学校の生き残り競争がますます激化してくると思います。恵泉女学園大学の新規募集停止についてのニュースは記憶に新しい所です。「授業の質」はもちろんのこと生徒募集のために様々な取り組みをやっていく必要性を日々感じています。本校でも「制服のリニューアル」や「頭髪•服装規定の見直し」、「オープンスクールや部活動体験会の拡充」など全校をあげて昨年度から試行錯誤しています。その中でも僕が1番効果があった広告•宣伝の方法は後輩教師が始めてくれた「公式TikTok」だと感じています。中学生、高校生の視聴数が多いTikTokで生徒や先生、そして行事の様子を紹介したことで翠松高校の良さを知ってもらえ、今年度は定員を上回る新入生を迎えることができたのではないかと感じています。過去にとらわれず新しいことに挑戦する、これは経済学の
イノベーター理論(アーリーアダプター)
の考え方で説明できると思います。この理論は新しい製品、サービスの市場への普及率を表したマーケティングの理論です。スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャーズ教授が『イノベーション普及学』という著書の中で 1962年に提唱しました。 イノベーター理論では、普及の過程を5つの層に分類しており、それを基にマーケティング戦略、市場のライフサイクルについて検討することが推奨されています。 以下の図はイノベーター理論を示したもので、横軸は市場の成長に伴う時間的経過、縦軸はその製品やサービスを採用するユーザーの数を表しています。
市場の成長に伴って普及率は高まりますが、イノベーター理論では、普及のどの段階の層なのかによって5つに分類しています。
学校公式TikTokはレッドオーシャンか?
学校公式TikTokをやっている高校や大学、専門学校などは多くあります。イノベーターのポジションでは北海道の札幌新陽高校が有名だと思います。TikTok部を作り定員割れをV字回復したというニュース記事を見かけたことがあります。
それを受けて様々な学校がTikTokに公式アカウントで参加し、ブルーオーシャンからレッドオーシャンになるのも時間の問題です。
現在本校公式TikTokの動画で最も再生されているものが2番目の制服紹介をノリノリで行うというものですが380万回再生されています。この数は岡山県の人口180万人の約2倍。岡山県民が2回ずつ視聴した計算になり、同じことをテレビCMやチラシで行おうとすると莫大な広告•宣伝費がかかってしまうものを「0円」で行うことができたということです。イノベーターは難しくてもアーリーアダプターとして新しいことに挑戦していく姿勢はとても大切です。以前紹介しましたがYouTube大学で中田さんが「TikTokのアルゴリズムは新規参入者には優しくいきなり100万回再生も夢じゃない」とおっしゃっています。詳しくはコチラ▽
今後TikTokは以前のような流行りの曲に合わせて15秒でダンスを踊る動画コンテンツではなく3分ほどの動画の中で授業をしたり、学校や会社の説明を紹介したりするメディアになることが予想されます。様々なものにアンテナを張って新しいことに挑戦することを意識しておきたいです😁
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学校ICT化のために有意義に使わせていただきます😁