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「なんだか繋がってる?」クレショフ効果

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突然ですが上にある3枚の写真を見て何を連想するでしょう。


例えば「学生時代は冴えない1人ぼっちの男性が日々努力することで仲間に出会い、最高のチームを作り成功することができた」などでしょうか?普段から授業や学年集会、保護者会などでプレゼンを行う機会が多くあります。その際、様々なイラストや写真を使うことがあります。生徒たちのモチベーションUPを狙った資料を作る時などいつも意識している心理学の効果があります。それは

クレショフ効果


と言います。人は関係がない映像を連続で見せると、無意識のうちに頭の中で関係性を創りだしてしまうというものです。もともとこの効果名の由来は、1922年に旧ソ連の映画理論家であるレフ・クレショフ氏にあります。彼は、被験者を3つのグループに分け、それぞれに別の映像を見せた後に「無表情の男性の映像」を見てもらい、男性が考えていることを回答させるという実験を行いました。

Aグループには「スープの皿」⇒「無表情の男性の映像」、

Bグループには「遺体が入った棺」⇒「無表情の男性の映像」、

Cグループには「ソファに横たわる女性」⇒「無表情の男性の映像」

の映像を見せました。

その結果、被験者は「無表情の男性の映像」を見た後に、スープの皿の映像を見たAグループは「男性は空腹を感じている」、遺体が入った棺の映像を先に見たBグループは「男性は悲しみをこらえている」、横たわる女性の映像を先に見たCグループは「男性は欲望を感じている」と回答しました。

この実験により彼は、関連性のないシーンを映画のようにモンタージュ(編集)することで、前後の映像に関連があるかのように錯覚するモンタージュ理論を発見しました。この理論を検証する過程で発見された効果を指し、彼の名前をとって「クレショフ効果」となりました。


イメージすることで記憶に残りやすい

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映像をイメージをすることで記憶が定着しやすくなるという方法があります。例えばランダムに選んだ「コーヒー、蝶、ログハウス、電話、女の子、本、大学」という7個の言葉を記憶する場合、ただ書いて覚えるだけでは関連性が無いのですぐ忘れてしまいます。これをイメージとストーリーで覚える連想結合法というものがあります。

コーヒーを飲み、カップを見るとの柄があった。このお店はログハウスという所を気に入っている。くつろいでいるとお店の電話が鳴り、出ると知り合いの女の子だった。「を返したい」という言葉で思い出す。「大学の受験勉強のための赤本を貸してたんだ」と】

ちょっと無理がありますかね笑 イメージや画像を効果的に使っていきましょう!


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