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#54自分がわからなくなったら、一歩下がって自分を見つめよう。
生きていると、自分がわからなくなることがある。そんな状態はいつの間にか当たり前になり、ついに自分のことをわかっていないことですら、忘れてしまう。気づけば自分が本当に好きなこと、やりたいこと、情熱を持てることを見失って日々を過ごすようになる。それはまるで暗闇の中を彷徨うようなものだ。言葉にできない不安や焦燥に駆られながらも、それに何の疑問を持たないまま苦しみを抱えて生きることになる。
自分の「物差し」を理解する
自分を理解出来ていなければ、それは想像以上に深刻な問題である。一般的に重要視されている自尊心や自己肯定感は、他者ではなく自分の物差しによって得られるものだ。しかし、自分のことを明確に理解していなければ、当然、自分を評価する物差しにすら気づくことができない。
例えば、自分にルッキズム(外見至上主義)の価値観があるとわかっていれば、自身の外見を磨くことで自尊心や自己肯定感を得ることができるだろう。一方で、それに気づくことができずに、自分の外見にコンプレックスを抱えたまま生きていれば、自尊心が擦り減ることもやむを得ない。
自分を見つめることで見えてくる
自分の物差しを理解する上で、最も大切なのは自分を見つめることだ。以下に私が効果的だと思ういくつかの具体的な方法を提案する。
1.瞑想
2.過去を振り返る
3.他者に聞く
1.瞑想
瞑想とは、自分を客観的に見つめる行為である。これをすることで、自分が今何を感じているか、自分の価値観の輪郭をとらえることができる。それを現実に照らし合わせれば、価値観と現実で起こっていることのズレを認識することができる。
2.過去を振り返る
自分の過去を振り返るといっても、漠然とやるのでは意味がない。自分が無意識のままに繰り返していることを思い浮かべるのだ。私の場合、対人関係や、生まれた意味に悩み、幼い頃から異常にそのような考え事を繰り返してきた。それに気づいたとき、私の知的好奇心は哲学や自己啓発なのだと理解することができた。
3.他者に聞く
自分が無意識で行っていることは、自分で意識しても気づけないことが多い。身の回りの友人や家族は自分の物差しに勘付いている人がいるかもしれない。「私が夢中になったり、とても楽しそうにしていたのはどういう時だったか」と聞いてみるのもいいだろう。
私のオススメは瞑想すること
私のオススメは瞑想だ。正直、瞑想以上のライフハックはないと思っている。最も瞑想がいいと感じている理由は常態化するからだ。自分を見つめることが大事なら、その能力を高めるに越したことはない。瞑想は一種のトレーニングであり、自覚の能力を維持向上してくれる。
実際に、私は瞑想を始めてから3ヶ月が経つが、前とは比べ物にならないほど自分のことを理解できている。それは就活などで行う単発的な自己分析などとは比べ物にならない。常日頃から自分の状態を観察し、何を感じているか、何を求めているか手に取るようにわかる。
これまで言語化できない不安に駆られたり、情熱に当てられたりすることがあった。今の私は、それらの発信源が何なのか殆どわかるようになった。
まとめ
今の時代は多様性が発展しすぎており、良くも悪くも型にハマれない。昔と比べて普遍的な価値観というものが薄まりつつあり、自分の価値観を持っていなければ心は拠り所を失ってしまう。
だからこそ、自分のことがわからなくなれば、自分をしっかりと見つめてほしい。目まぐるしく通り過ぎる日常に順応することも非常に大切だ。しかしながら、自分を理解することは今の時代をより良く生きる上で比にならないほど重要である。
一歩引いて現実に目を向けると、なんてくだらないことをしていたんだと思うことだってあるかもしれない。自分の人生を後悔なく生きたければ、最も尊重すべきは自分の価値観である。
本日は以上❣️
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