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『それはあなたのお金じゃありません』(トーシャ・シルバー著)あとがきのようなあとがき
そういえば今回は、訳者あとがきを書かなかった。これまであとがきは、書いてください、と言われたときだけ書いている。
あとがきはその名のとおり本の最後につくから、読書の最後を訳者のそれでしめくくる人も、少なからずいらっしゃることだろう。そう思うと、数ページ足らずの文章を書くこともやけに重みを帯びてきて、わたしなどは頼まれると、いつもそわそわと落ち着かなくなる。
だから、「しめしめ、何も言ってこな