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キャラクターを作る。

メンタルがぐずぐずのままとりあえず呼吸だけに全振りしながら生きている。どうもこんばんは。彗月はづき 漣太郎れんたろうです。今日は糸こんにゃくを春雨と一緒に炒めたはいいものの、糸こんにゃくの長さと春雨の脆さを忘れていた事により、糸こんにゃくがどうかしたものになった。味は美味しいのでよしとする。

今日はここ数日、既存作と鬱々とした作品が続いていたので、その辺りを蹴飛ばすために創作の話題を無理やり書いていくことにする。エロトラップダンジョンに入ったソーニャについて、とんでもなく見切り発車で始めたせいでなーんも決まっとらんのだ。反省反省。

キャラクターは生えてくるもの。

私の場合は基本的に、何かを書こうとする前にまずキャラクターが生えてきて、それに合わせた話を作るようにしている。逆にいうと、ソーニャはそれが逆なのが結構な難易度になってしまった要因でもある。また、以前チラッと見せたチート異世界転生のキャラクターについてもそのような形で作っていたため、若干筆が止まってしまったというのはある。(書いていた時期が脱出前後だったため心身ともに余裕がなくなったのもある)

時々話題になる、創作する手順の傾向のようなものがあるが、そのような感じで、私はキャラクターが出来上がれば勝手に動きだし、それを記録していくタイプの文字書きであるので、キャラクターが動いてくれないことにはどうしようもないのだ。現在進行形で書けているものとしては『景義先生』に出てくる、景義先生と私くん(個人名はあえて設定していない。景義先生の家へ踏み入れた人間は大抵、ああなるのだ)が典型的だ。

景義先生。

景義先生は人のいい、(あまりこの言い方は好きではないのだが)いわゆる“おかんアート”や、おばあちゃんちみてえなお菓子を出してくる老人である。近所の公園に隣接する一軒家に住んでいて、公園に面した垣根の一部が何かの拍子にでも崩れたのか、子供たちが頻繁に出入りしてしまうため獣道のようになってしまった末に、不用心にも好き勝手させている。それ以外の部分は綺麗に整備されており、季節には折々の花が咲き乱れ、サクラだった木は知らないうちにイチョウやもみの木に変わり(さながらどうぶつの森のようだ)古い家具に囲まれて何かしている。

私くんは、そんな景義先生と、恐らくは小学校高学年かそこらに関係を持ち、さえないサラリーマンとしてある程度の収入を得るまでの間出入りしている男だ。同じ年の妻と、幼稚園児の子どもがいる。景義先生に恋愛感情は一切なく、ただの昔馴染みの、人のいい老人として知っている。子供の頃のクセで垣根から顔を出しては、景義先生と酒を酌み交わしたり、会社の愚痴を聞いてもらったりしている。時々はきちんと玄関からも上がることはある。

ただし、景義先生を見ていると、どうしてか下半身がむずむずしたり、衝動的に暴力を振るいたくなったりするし、景義先生はそれをむしろ誘っている時がある。なので、私くんは景義先生を存分に犯したり、暴力を振るったり、殺したりする。ただし、大抵は私くんが怖い目に遭う。

キャラクターの設定はほとんどそれだけだ。多少ネタバレが含まれるので残る設定は後々出していけたらと思うが、そう多くはない。ほぼ全ての話がこういった展開をしていくだろう。この設定だけで、恐らくしばらくは色々話が書ける。テンプレートのようなものだ。

ちなみに、最初の一話を除き、いや最初の一話も殴り書きだから変わらないか?、とにかく、すごく適当に思い付いた話をそのままぽこじゃかと書いているので、景義先生シリーズは割と気軽に書いていた。(現状では既存作を載せているが、まあ新作もなんとかなるだろう、ぐらいの気楽さがある)多分景義先生は、夏には溶けて、秋には太り、冬にはモコモコになる。時がある。知らんけど。

キャラクターを捻り出す。

生えてこない時にどうするか、であるが、もう手っ取り早く、何かの物語をインプットするといいと思っている。それが一番の近道ではないだろうか。インプットして、自分の中にその世界を取り込み、そこにいるキャラクターになりきるのだ。そうすればなんか生えてくる。

元ネタのキャラクターをそのまま丸ごと借りるとしても、まあ自覚的であり、それを認識して、オリジナルのキャラクターとして新たに組み立てられるならばそれもまた一つの手法なのだろうと思うが、私はどうしてもその点で自覚的になることが人の褌のような居心地の悪さがあり、自分の作品そのものが嫌いになったり、自分の作品への評価が元ネタありきの評価であるとスンスン泣いてしまうので、実は二次創作がすごく苦手である。なので、あまり元ネタをそのまま再構築することはあまりない。

なので、ずるい方法というか、ちょこっと楽するためというか、その世界や人物は借りてしまって、あくまでも『その世界にいる他の誰か』を作る、というのが、実は一番しっくりくる。勝手にキャラクターを作り、勝手にその世界からスピンオフするようなものだ。

最初はいわゆる夢小説のような形で作る。推しキャラの恋人でもいいし、単純にそういう世界に存在する誰かでもいい。そうする事によって、キャラクター自体はしっかりオリジナルになるし、そのキャラクターの行動の動機や社会規範は元の世界観に基づくものなので、キャラクターがスターシステム的に動く新たな世界の常識は元ネタに寄せるか、キャラクターに合わせて構築していけばいいのだ。

説明が難しいのでダイマがてらSkyを紹介する。

例えば私が……そうだな、長らく遊んでいるゲームでやるとして、Skyというゲームを元にするとする。

このゲームは割と感覚的に世界を感じながら歩き回りゴールに向かうアクションゲームであるが、実は大筋のストーリーがあり(というか、最近になってしっかり明示されてきたというか……たまにちょっと変わったりしている気もするが……まあソシャゲなんてそんなものだ)さらにサイドストーリーが多数含まれている。最初はストーリーがよくわからないままお散歩すればいいと思う。基本無料で多機種で遊べるので是非プレイしてみてほしい。ここから先はゲームのネタバレをそこそこ含む。

この世界観には6つの時代に干渉するための門があり、星の子として、滅亡したSkyの王国に生まれ落ちたプレイヤーは、それぞれの時代に生きた精霊たちの記憶に触れ、その魂を天にかえすのがおおよその目的である。星の子は様々な場所に佇む光の翼を取り込む事によって自由に飛び回ることができる。(光の翼はヒトの形をしているが、今のところはなんの意味を持つのか明示されていない……と思う(考察を含めば何となく説明はできるが、野暮だろう))

私がこのゲームを始めたのは“深淵の季節”と呼ばれるイベント(よりちょっと前)で、最推しの精霊は『豪快に笑う砲手』だ。

ガチ恋勢大量発生装置だと思っている。Skyでは他プレイヤーと遊ぶことがメインなのだが、実はこの砲手は手繋ぎデート(違)が出来るのだ。(数あるクエストのうち、手繋ぎデートが出来るクエストは現時点でも多分3つくらいしかない)今検索したらMMDまであった。後で観よう。

ちなみにイベントクエストはシーズンが終了しても期間限定のアイテムが手に入らなくなるだけでクエスト自体はおおよそ開放されている。(しかも期間限定チケットの課金アイテム以外は基本的に復刻される嬉しい仕様)砲手たゃ可愛いから見て。

この砲手を元にするとして、私が作るのは『豪快に笑う砲手』のコピーではない。まあ豪快に笑う砲手そのものの情報がやや少ないのもある。

(Skyのキャラクター全体において、名前とクエスト時の記憶を示す数コマともらえるアバター、エモーション、Twitter上の紹介以外の情報はないし、ほとんどが喋らない。(ちなみにTwitter上の紹介も昔はなかったし、恒常の精霊についてはそれすら期待出来ないぞ!)性別もほぼ全員が明らかにされていない)

この場合、私はまずSkyの王国を前提に、豪快に笑う砲手の人生を考察する。例えば彼はもりを使うことに長けている。これはクエストの中で示される情報だ。この銛はSkyの王国では比較的メジャーな武器だが、そもそも武器の存在が確認出来るのは(イベント当時では)荒廃した戦争の時代以降であった。なので恐らくは戦争に参加した経験があり、しかしイベント内ではスカベンジャーの一団となって、海に沈んだ結晶を集めている。船酔いに弱い事から恐らく陸地育ちだろう。

23:32。実は久々にダッシュしてるよー!とりあえずざっくりとこの辺りの情報を踏まえた上で、まあプレイヤーである星の子として夢女したり、例えば砲手たゃに船乗りの歌を教えたとされる同じイベント内で登場した『繊細な漁師』とカップリングしてもいいのだが、あえてここは全く存在しない存在を作るのだ。

漁師さん自然の日々2023参戦おめでとー!

例えば、砲手が兵士であった時代に彼に銛の扱い方を教えた師匠であったり、彼が兵役を引退なりなんなりをした理由である死んだ友人であったり、スカベンジャーがいつかに停泊した港の酒場の気のいいオヤジだったり、そんな感じのキャラクターを作るのだ。

そして、そうやって出来上がったキャラクターを掘り下げる。砲手とはどんな話をしたのか。なぜ砲手がその人物に、百発百中になるほどの銛の扱いを習ったのか。戦争で勝つためなのか、スポンジのように技術を吸収していくのが面白くて教えたのか、彼の目の前で無惨に死んだのか、戦争から帰ってきたら訃報を知らされたのか、暗黒龍に喰われたのか、そういったものを考えてニヤニヤしているうちに1人のモブキャラが出来るのだ。このモブキャラを自分の新規フォルダにインポートして、必要なら砲手たゃのような友人を作り、その二人に合わせた世界を作ったり、学パロしたり、ガキ使に出してみたり、YouTuberにしたりする。そんな感じ。これで説明が伝わるだろうか……。

ちなみにその後のイベントで、銛は戦争に限らず、文明が発展した繁栄の時代でもう割とガンガン狩猟に使われていた事が判明した。ソシャゲってのは設定後出しなのが困るんだよな!!!まあそもそも砲手たゃには漁師の他に公式でギュッギュしてくれる提督がいたりもするし、基本は箱推しなのであまり明確にカップリングはしていない。そこよりもなんか戦争には特に関係なさそうなんだよな……って部分にんもー!となる。


天然羽根なしで深淵に行ったからか
色々バグって陸デートになった。
(本来は海の中しかデート出来ない)

次回予告。

諸々書き途中のものが溜まってるんだよなぁ……。

2023/04/27
砲手たゃの幻覚を見てたら続いちゃった。


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