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吉井雅之著|習慣が10割

どうも、読書家のヒデです。
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今回はすばる舎さんから2018年11月27日に出版された、吉井雅之さんの『習慣が10割』をご紹介したいと思います。

本題に入る前に少しお知らせをさせてください。

毎週金曜日、夜の10時から、おとんさんと言う読書家の方と、Twitterにて「読書会スペース」を開催しております。本の紹介や読書術、読書についての質問、ご相談にお答えするスペースです。興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。質問、ご相談はTwitterのDMにて受け付けてます。

それでは本題です。

みなさん、続けたいと思っているけど途中で挫折してしまうことや、やめたいけどなかなかやめられないと、悩むことありませんか。

例えば、「読書習慣を身につけたいけど、途中で挫折してしまった」「毎日運動しようと思って始めても、3日坊主で終わってしまった」「健康のために早起きしたいけど、つい夜更かししてしまう」「タバコをやめたいけど、やめられない」

こうした習慣化に対しての悩みは誰にでもあると思うんです。

それに対して、継続できない自分や、やめられない自分を、意思が弱い人間だと責めてしまう人もいると思うんです。

ですがそれは、意思が弱いからでも、やる気がないからでもないんです。

ただ単に、「習慣の作り方を知らない」だけなんです。

著者の吉井さんは、習慣形成コンサルタントとして、企業の経営者や一般の会社員をはじめ、学生や子供たちに至るまで5万人の方たちに習慣の作り方を教えてきた、習慣化のプロなんです。

そんな吉井さんは、「習慣にはとてつもない力がある」と言います。

仕事や勉強、家庭や人間関係に至るまで、あらゆる場面で強い味方になってくれると言うんです。

習慣は人生を通して役立つ最強のスキルであり、習慣で人生が変わるといって過言ではありません。

まさに「習慣が10割」だということです。

よく今の自分は、「過去の習慣の積み重ねだ」と、聞くことがあると思いますが、わかっていても悩んでしまうことってあると思うんです。

例えば、思い通りにいかなくて「こんなはずじゃなかった」とか、「会社で人間関係に恵まれないのは、相手が悪いからだ」。

こんなふうに自分がうまくいっていない原因を、外側に求めてしまうこともあると思うんです。

ですがやっぱり、過去の言動や思考の一つ一つの積み重ねが、今の自分を作り上げてきたんです。

決して生まれ持った才能で決まるわけではなくて、自分自身が何をコツコツ積み上げて、習慣にしてきたかで決まるんです。

ではなぜ、私たちは続けることができずに、途中で挫折してしまうのか。

それは「脳が楽しいと感じるかどうか」なんです。

例えば、「勉強は楽しくないけど、スマホでゲームをするのは楽しい」「ダイエットは楽しくないけど、甘いものを食べるのは楽しい」。この違いが、継続できるか、挫折するかの差となって現れてしまうんです。

では、私たちはどうやって、習慣を身に付けていけばいいのか。

本書は、習慣形成コンサルタントの著者が、習慣の身に付け方を、丁寧にわかりやすく解説している1冊になってます。

そんな中から私が大事だと思うポイントを、3つご紹介したいと思います。

小さく始める

習慣を身に付けたいのなら、絶対に小さなことから始めなければなりません。

最終的に大きな目標があったとしても、いきなりそこに到達することはできないんです。

目標を細分化して、小さく分けて、小さな習慣からコツコツ積み上げていかなければいけないんです。

人生を変えるのは、一発逆転なんかではなくて、日常の些細な習慣の積み重ねなんです。

例えば、「朝、早起きをして朝日を浴びる」とか「通勤時間に本を読む」とか「脱いだ靴を揃える」とか「挨拶は自分からする」とか「目の前のゴミを拾う」とか、誰にでもできることを、誰よりもやり続けるんです。

誰にでもできることと、誰もがやっている事は、まったくの別物なんです。

そうした些細な習慣を続けることができれば、「続けられた」という実績が、自分自身の大きな武器になるんです。

ハードルを下げる

習慣化を目指すときに、絶対にやってはいけないことがあるんです。

それが、「完璧を目指す」ことです。

完璧を目指せば、必ずどこかで挫折してしまう原因になるんです。

例えば、読書を始めたとして、1週間で全部読み切ろうと思っていたのに、4日経ってもまだ3分の1しか読み終わっていなかったら、「1週間で読みきるなんてとても無理だ」と思って、本を読むのを諦めて、挫折してしまう可能性が高いんです。

でも考えてもみてください。

1週間で1冊読まなきゃいけないなんていうルールは、どこにもないんです。

習慣にしたいのなら、まずはとにかく、ハードルを下げることです。

読書なら、「1週間で1冊読みきる」ではなく、「1日1ページでオッケー」にする。

腕立て伏せなら、「毎日30回やる」ではなく「毎日1回でもオッケー」にする。

日記を書くなら、「1日1ページ書く」ではなく「1日1行でもオッケー」にする。

ランニングをするなら、「毎日30分走る」ではなく「ランニングシューズを履いて、外に出るだけでもオッケー」にする。

こうやってハードルを下げることで継続しやすくなるんです。

習慣形成で大事なのは、「何を続けるか」と言うことよりも、「続けることができた」という、"実績"の方が大事なんです。

仕組みを作る

人は習慣を作ろうと思ったり、悪い習慣を止めようと思った時に、どうしても自分の意思でなんとかしようとしてしまうんです。

ですが、人の意思と言うのはものすごく弱いので、意思の力でなんとかしようと思っても、継続するのは難しいんです。

たしかに何かを始めようと思ったときは、気合が入っていて熱量も高いと思います。

この、熱量が高い事は決して悪いことではないし、そういった熱量がないと、やり遂げることができないと言うのも事実です。

ですが、その熱量というのは継続しにくいというのもまた事実なんです。

なので「仕組みを作る」ことが重要なんです。

仕組みを作るポイントは、時間と場所を決めることです。

「いつ・どこで」やるのかを決めれば、毎日の生活のルーティンの中に、その行動を組み込むことができるんです。

例えば、「朝起きたら、自宅のデスクで一日のスケジュールを書く」とか、「通勤電車の中で、本を読む」とか、「夜寝る前に、明日の持ち物を確認する」とか。

こうやって「いつ・どこで」を決めたり、

例えば、歯磨きをする洗面台の前に、足踏み健康器具を置いておいたりすることで、日常のルーティーンに組み込めることができて、無理なく継続できる仕組みを作ることができるんです。

もう一つの仕組みを作るポイントが、「きっかけ」をなくすというものです。

習慣というのは、良い習慣も、悪い習慣も、『【1.きっかけ】→【2.欲求】→【3.反応】→【4.報酬】』この4ステップで成り立っているんです。

例えば、1.欲しいものがある(きっかけ)→2.会社で成果を出して給料を上げたい(欲求)→3.本を読んで実践する(反応)→4.成果に結びつき給料をあげたいと言う欲求が満たされる(報酬)。というように、欲求を満たしたいのが習慣なんです。

であれば、そもそもの「きっかけ」を良い習慣を身につけたいなら「はっきり」させて、逆に悪い習慣をやめたいなら「見えなくする」ことが重要なんです。

例えば、会社の帰り道に、毎日どうしてもラーメンを食べてしまうのなら、会社から自宅までの帰宅ルートを変更して、ラーメン屋が目に入らないようにするんです。

こうやって、きっかけを「はっきり」させたり「見えなくする」仕組みを作ることで、習慣化につながりやすくなるんです。

本書には、まだまだ習慣化のテクニックや、挫折しないためのテクニックが解説されているので、気になる方はぜひ手に取って、人生を好転させる習慣を身に付けてみてはどうでしょうか。

今回は以上です

最後まで読んでいただき、ありがとうございます

それでは素敵な1日を

読書家のヒデでした


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