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オリバー・バークマン著|『限りある時間の使い方』

どうも、読書家のヒデです。
Twitterで「人生を好転させる読書術」を発信をしています。

このチャンネルでは、私がおすすめする書籍を紹介していきます。

今回はかんき出版さんから2022年6月20日に出版された、オリバー・バークマンさんの『限りある時間の使い方』をご紹介したいと思います。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

毎週金曜日、夜の10時から、おとんさんと言う読書家の方と、Twitterにて「読書会スペース」を開催しております。本の紹介や読書術、読書についての質問、相談にお答えするスペースです。興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。質問、相談はTwitterのDMで受け付けてます。

それでは本題です。

皆さん80歳まで生きるとして人生って何週間ぐらいあると思いますか。

答えはたった4000週間しかないんですよ。だからこそ人生で最も大切なのは時間の使い方だと言っても過言ではないと思うんですよね。

その証拠に世の中には時間術の書籍がたくさん出版されてるじゃないですか。

例えば、いかに少ない時間で大量の仕事をこなすかとか、毎朝早起きして朝活しましょうとか、1週間の食事をまとめて作っておきましょうとか、世界中にはたくさんの時間術が溢れているんですが、本書はそれだけでは足りないと、それだけでは役に立たないと、言ってるんですよ。

確かに効率の良い時間の使い方をしても「時間がない」って言う人多いじゃないですか。

これは時間を思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが効かなくなるんですよ。

今はテクノロジーの進化や電化製品の進化で本来なら可処分時間は増えてるはずじゃないですか。

例えば食洗機だって電子レンジだってネットのECサイトだって、私たちの可処分時間を増やしてくれてるわけじゃないですか。

それでもみんな、「時間がない」って言って、イライラしたりしてるじゃないですか。

例えばインターネットで検索したときに、重いウェブサイトのたった10秒が待てなくてイライラしたり、動画広告の5秒が待てないとかあると思うんですよ。

仕事でも効率化を図って生産性を高めたのに、その空いた時間に違うタスクを入れて、毎日忙しくてイライラしたりするじゃないですか。

でもそれだと、どれだけ効率化を図っても、どれだけ時間を生んでも、余裕って生まれませんよね。

急げば急ぐほど時間のかかる仕事にイライラしたり、計画を完璧にこなそうとすればするほど、小さな不確定要素に不安になったりするじゃないですか。

本書は、1日は24時間しかないし、時間をコントロールすることなんてできないんだから、効率化を図って、こなせるタスクをふやすよりも、「やれることはやる」「できないものはできない」と、諦めて受け入れた方が、時間は有効的に使えるんだと、今までの時間術の書籍とは違う、目から鱗の1冊です。

そんな本書から私が重要だなと思ったことを3つお伝えしたいと思います

タスク処理能力には意味がない

先ほども少しお伝えしましたが、どれだけ効率化を図って生産性を上げても、そこに違うタスクが積み上がるじゃないですか。

要するに、やるべきことが多すぎるので、もっと短時間でたくさんこなそうとして、またさらにそのせいでやるべきことがどんどん増えていく。

これの怖いところは、全てを詰め込もうとするせいで、どうでもいいことにも時間を費やしてしまうって言う事なんですよ。

要するに「全てをやれるはずだ」「全てやらなきゃ」と言う意識が強くなると、何を優先すべきかと言うことに目が向けられなくなってしまうんですよ。

必要なのは効率を上げることじゃないんです。実はその逆だったんですよ。

全てを効率的にこなそうとするんじゃなくて、「すべてをこなさなきゃいけない」「全てやらなきゃいけない、」と言う誘惑に打ち勝つことの方が大事だったんです。

あえてやらないと言う選択をすることが、本当に重要なことに集中するためには必要なんです。

確かにやらないって決めると不安感に襲われたりするんですけど、すべてをこなせると言うのは幻想だと言うことを意識したほうがいいと思います

便利さが奪うもの

便利さと言うのは危険な誘惑の1つでもあるんですよ。

世の中には便利なツールだったり、商品やサービスっていうのがたくさんあるじゃないですか。

そういう商品やサービス、ツールっていうのは私たちに自由な時間を作ってくれてますよね。

例えばネットのECサイトだったりUber Eatsだったりデジタルウォレットだったり、どんどん便利になってますよね。

確かに便利で手間もかからなくなって可処分時間も増えたと思うんですけど、そこに別のタスクを埋め込んでませんか。

便利なものを全て捨てるのは難しいかもしれませんが、たまには手間のかかることをやってみるのもいいかもしれません。

誕生日の人にメールやLINEでお祝いのメッセージを送るのは、簡単で手間もかかりませんが、誕生日カードを買って手書きでメッセージを伝える。

こういった時間には、その人にかけた時間と言う価値が生まれるじゃないですか。

あえて不便なことをするからこそ、そこに価値が生まれることもあると思うんですよ。

時間と言うのは必ずトレードオフになってます。便利なものを選べばそれだけ時間は短くて済むかもしれないけど、必ず何かを失ってます。

だからこそ、便利なものだけに目を向けるのではなくて、あえて手間をかけることをやってみるのもいいかもしれません

新しい情報に目を向ける

年齢を重ねると、時間の経過って早く感じませんか。感じますよね。

この原因ってご存知ですか。

いろんな説があるんですけど、最も有力な説が、脳は情報量の多さで年月の経過を図っているんですよ。

要するに、新しいインプットが少ないと、あっという間に時間が過ぎてしまったように感じてしまうんです。

思い出して欲しいんですけど、子供の頃って見るもの全てが新しかったじゃないですか。新しい体験に満ち溢れてましたよね。

だから一日がすごい長く感じられたじゃないですか。

でも、年齢を重ねていくと、生活はおんなじことを繰り返してるし、人間関係や仕事にもそれほどの変化がなくなって、新鮮さがなくなるじゃないですか。

そういった毎日を過ごしていると、あっという間に時間は過ぎてしまうんです。

だからあえて言うんですけど、本を読んで欲しいんですよ。

一日は24時間しかないんだから、早く感じるより、充実感を味わえた方がいいじゃないですか。

でも、本を読む時間がないって言う人すごく多いと思うんですよ。

ただ、先程からずっとお話ししてるように可処分時間は増えてるはずなんですよ。

でも、そこにテレビやYouTubeやSNSといったものを入れてしまってるんですね。

その時間を少しでもいいので、読書に向けてくれたら新しいインプットも増えて、人生はもっと長く、もっと充実したものになるんじゃないかなと思います。

今回は以上です

最後まで読んでいただきありがとうございます

それでは素敵な1日を

読書家の日でした


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