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シャリー/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第60弾は

シャリー

2014年9月3日発売のアルバム
LIFEに収録されている曲です。

まるでゲームの世界で
最後のボスキャラがバーンと
立ちはだかる感じを思わせる
イントロのリフ…かと思いきや、
ギターがびよーんと跳ね回ったり、
キーボードの音色が駆け回るような
変幻自在のサウンドに
耳を持っていかれてしまう。
フジファブリック節満載な
ハチャメチャな曲になっています。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

ーー4曲目の「シャリー」はサウンド全体で耳を楽しませてくれる感覚があり ますよね。軽快に動き回る金澤さんのファルフィッサ(鍵盤の名前) と山内さんのギターリフがすごくコミカルで!【インタビュア】

「シャリー」は歌詞とメロディが先にあって、最初は違う雰囲気のサウンドだったんですけど、 レコーディングの時に「この10年でやってないことで、やりたいことない?」「そういえばギターでアームを使ってギューン♪って鳴らすことやってないな」 「じゃあ、やってみよう」みたいな会話になって、そのギターに合わせてサウンドもコミカルになったという(笑)。(山内総一郎)

――しかもこの曲には、加藤さん が演じる“ワン!” という犬の声 まで入っているというね(笑)。【インタビュア】

そう!クレジットも “Bass&Dog”ですからね!(金澤ダイスケ)

初表記です(笑)。(加藤慎一)

こういう一言系シリーズを やる時は、大抵、僕がやったらいいんじゃないかという話に最初は
なるんだよね。(金澤ダイスケ)

うん。そういうことは、この10年で何度かあったよね。(加藤慎一)

だけど、意外と僕は合わなくて、いつも加藤さんが担当になるという(笑)。(金澤ダイスケ)

なんでだろうね? ダイちゃんのイメージにピッタリなのに。(山内総一郎)

たぶん僕がやるとデフォルメしすぎて合わないんだよ(苦笑)。(金澤ダイスケ)

ーーああ、ちょっとやりすぎちゃうんだ?(笑)【インタビュア】

そう(苦笑)。思わずその声に耳が行っちゃうらしく、自然じゃなくなるんだよね……まあ、つい聴いてしまう声ってことかな。(金澤ダイスケ)

……いい解釈してますね!(山内総一郎)

ハハハ(笑)。(全員)

Talking Rock! 2014年10月号より


ーー制作に入る際、 何か掲げられたキーワード のようなものはありましたか?【インタビュア】

うーん、 昨年出したEP 「FAB STEP」 が敢えてダンス・ミュージック縛りで挑んだ 作品だったので、アルバムに関してはテーマ を設定する・・・そもそもフジファブリックは明確にテーマを掲げるバンドではないんですが、 タイトルの『LIFE』 というのは早い段階からあったと思います。(金澤ダイスケ)

そうね。 と言うのもシングル「LIFE」 の歌詞を書いたときに “LIFEっていうテー マならまだまだ言葉が出てくるな”と思って。 とにかく僕が詞を書きまくったんです。 だから必然的に今回は詞先で進めていった曲がほとんどなんです。 意外と思われるかも知れないですけど 「シャリー」 なんかも歌詞から先に書いているんですよ。 その手法が単純に自分の中で旬といいますか、 抒情的な部分とはまた違った視点で歌詞っぽくない歌詞を書きたかったんですね。 全15曲で色んな書き口がありますけど、 全部が "LIFE" に通じていると思います。(山内総一郎)



ーー全15曲のボリュームとなりましたが、 曲が出揃ったのはいつ頃なんですか?【インタビュア】

年明けにやった最初のデモ出し会でほとんどの曲が揃っていましたね。 今のデモはリズムは入れていますね。 なんか今回は曲作りに難航するってことが全然無くて。 少し手を着けてみてそのままにしている曲もありますし、15曲も入っていますけど、これでもかなり削った方なんです。 アレンジに関しても僕の家に集まって3人で考えた形からほとんど変わっていませんし、最後にくっ付いた部分となると「シャリー」の頭のリフになるんかな?(山内総一郎)

「シャリー」は当初まったく違うテンポで作ってたからね (笑)。 あの独特な冒頭のリフも総くんが歌で提示してきて。 食事しているときに“こういうの頭に付けてみない?”っていうアイデアが出たんです。(金澤ダイスケ)

今回は凄くアームを使いたかったんですよ(笑)。 デビューから10年で色んなアプローチに挑戦してきたつもりなんですけど、 意外とアームプレイって少なかったなと思って。 最近、僕のギターを調整してくれるリペアマンの方が、絶妙にアームを調整してくれたんですよね。60年代前半製のストラトって凄く難しいところがあるんですけど、 本当にバッチリのセッティングで。 アームを使うのが楽しくなりましたね (笑)。 (山内総一郎)

Player  2014年10月号より

ーーアルバム全体にすごくシリアスなテーマが存在してるんだけど、一方では皆さんが音楽を心から楽しんでる様子もリアルに伝わってくるんですよね。例えば「シャリー」で、山内さんの笑ってる声が入ってたり。【インタビュア】

そうですね(笑)。僕らもそうだし、サポートドラムの人もエンジニアの方も、「曲をよくする」というよりも、「どうやったらもっと面白くなるか?」ということを考えてるというか。「シャリー」のときはエンディングでテンポを速くしてみたんですけど、そうするとみんな必死になるじゃないですか。その顔が面白くて笑っちゃったんです(笑)。(山内総一郎)

ははははは(笑)。(加藤慎一)

エンジニアの高山徹さんも、そういうことがあるとすぐに拾ってくれるので。(山内総一郎)

音楽ナタリーインタビューより


歌詞に対して音を付けていった曲なんですけど、その際に鼻歌で思い付いたリフがみんなの中で盛り上がって、そのアイデアを反映させることでアレンジが完成しました。この曲はタイトルが決まる前の時点で、ライヴで演奏してみたら、初めて聴くお客さんが楽しそうにノってくれて、その光景がすごくうれしかったですね。(山内総一郎)

この曲は歌入れの直前まで、歌詞の一部で悩んでいて、そこに当てはまる言葉を探して、みんなで大喜利大会に発展していったのが楽しかった思い出ですね。(加藤慎一)

僕は“Dog”というパートがあることを初めて知ったんですけど、“Bass & Dog”とクレジットされている加藤慎一に注目ですね(笑)(金澤ダイスケ)

フジファブリック アルバム LIFEライナーノーツより

今回の曲も今までやっていないことに
挑戦するにあたって、
ギターをアームでぎゅーんと鳴らすことや、
犬の鳴き声をマネを入れたり、
歌詞を先に書いて曲を後にいれることを行なった。

異色な曲が揃う中、
この曲はいかに面白く出来るかに
力を入れたそうです(笑)

インタビューに書いている内容を見ていると
楽しく曲作りしている様子が伺えますね✨


歌詞について

ここからは個人的な
妄想歌詞解釈になります(笑)
温かい目で見ていただけると幸いです。

やばい!
お肉とスープで満たされて
もうすでにお腹に入らない
今日はあなたにあげるよと
黄色いゆずのシャーベット

でさあ!
今はいい人はいないみたい 
ここだけの内緒話しだけど
パジャマの柄は大好きな
犬と子供のピーナッツ!

スゴくモテてる人だから少し不安はあるけどね

シャリシャリ舌が痺れちゃう
後味ほんのり甘酸っぱい

シャリー 1番の歌詞より

とあるお店で食事をしている男女。
2人は友人関係。
男の方は女に好意があるようだけど、
どうやら、女には別に好きな人がいて、
恋バナを聞いてあげている様子。

彼女は運悪くお腹がいっぱいで、
僕にデザートのゆずのシャーベットを譲る。
僕が食べているのをよそに、
彼女は恋バナを始める。
どうやら、相手とお泊りまで発展したようだ。
相手のパジャマの柄は犬と子供のピーナッツ。
お気に入りらしい。
そんなことどうでもいい。
モテるからいくらでも似合うだろう・・・
付き合ってもないのに、
泊まりに行ってる様子に気が気じゃない。

嬉しそうに話す彼女をよそに、
食べているシャーベットがやたら
舌がしびれて甘酸っぱく感じたのは
僕の心が揺さぶられている証拠なのか?

もとい!
やっぱり一口食べたいわ 
見ちゃうとなんだかダメみたい
スプーンちょっと大きくない?
違うテイスト気になるわ

あとはあなたにあげるよと 
抹茶の方が好きなのと
隙があるなら話したい 
僕にしなよと話したい

シャリシャリ舌が痺れちゃう
後味ほんのり甘酸っぱい
シャリシャリ舌が痺れちゃう
あの子は彼の事でいっぱい

シャリー 2番の歌詞より

嬉しそうに喋ってお腹が落ち着いたのか、
彼女から貰ったシャーベットを求められる。
僕が使っていたスプーンで
透かさずすくって渡すが、
スプーンが大きいと茶化しながらもシャーベットは
彼女の口に入っていった。
完全に間接キスだ・・・どうゆうことだ?
好きでもない男の使ったスプーンでなんで食べる?

「あとはあなたにあげる!
私、抹茶の方が好きなんだよね。」と
他愛もなく返されたけど、
僕は言ってしまいそうだった。
「あいつなんかやめて、僕にしなよ。」と
だけど言ったらこの関係が崩れてしまいそうで、
ひたすら黙ってゆずのシャーベットを食べた。
ひたすら舌がしびれて、
甘酸っぱい気持ちになった・・・
彼女は彼のことでいっぱいだった。

恋してる君は輝いた!
ジョン・レノンの隣みたいに
恋してる君は美しい!
ボブ・ディランの隣みたいに
フフフフフフ…

シャリー ラスト歌詞より

恋してる彼女の輝きようと美しさを
有名ミュージシャンの隣にいる女性に例えて
微笑んでいるような・・・
彼女を手に入れれなくて
悔やんでいるような・・・
なんとも悩ましい感じ・・・
そんな妄想的解釈でした(笑)

山内さん作詞のこの歌詞・・・
曲より先に書いたとのことですが、
後からつけた曲が奇天烈すぎますね(笑)
歌詞に出てくる情けない男を
笑ってほしい感満載になっていますね😅


個人的な話

シャリーは曲が発売されて
1年経った頃のとあるラジオ番組で、
デモ音源バージョンが
公開された日がありました。

私も聴いていて、
Twitterにこう残していました。↓

相変わらず語彙力のない感想w
相当デモ音源がツボ過ぎて、
次のツアー行ったときに
引きずる羽目に…

しかし年月は怖いもので、
このツイートを見て、
なんのラジオか思い出せなくて
モヤモヤしてました(笑)
結果的にラジオ番組も分かり、
音源は少しカットされてますが、
youtubeで
上げてくださっている方がいました。↓

シャリーのデモ音源については
50:30くらいで話しています。
デモ音源は一般公開するのが恥ずかしいのか、
山内さんの照れ具合が炸裂してる
ラジオになっていました。

そして、デモ音源少しの部分聴いただけで
私の中でまた思い出して
ツボにハマりましたw

でも、現在の曲も
“どうやったらもっと面白くなるか?”
をコンセプトに作ったと
インタビューで仰っていたので、
笑っても問題ないのかな?
失礼ながら個人的に思っています(笑)


いかがだったでしょうか✨
シャリーを紹介させていただきました。

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨


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