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本と私

その日は冷たい雨降りでしたが、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館「美しい本」展へ出かけました。

既に閉館1時間前だったこともありほぼ独り占め。

丹精込めて創られた装丁本や木工木版の繊細な挿絵にじっくりと見入り、作者の思いに想像を膨らませながら一人楽しみました。

私にとって本は、知識が得られるだけでなく、人間とは何か?死とは?生きるとは?と思考を巡らせるための大切な媒介で、読書は内省の時間です。

同じ本を買ってしまうミスを防ぐために、今年からnotionというアプリで読書記録をしています。

隙間読書でもそれなりに積み重なっているようで、平均して月に8冊程読んでいることを知りました。

しかし読むスピードはのんびりで、気に入ったフレーズを何度か読んだり言葉や文章に心の歩調を併せ、じっくり噛み締めながら読むタイプ。

好きな著者に巡り合うと全著作をできるだけ読みたくなるし、そのまた好きな著者の本を...と貪り読んでいると終わりを知らず、先行きは混沌としているように思われます。

しかし一方で、ずっと自分の無意識下でバラバラだったものが、徐々に結び付いていくような既知の感覚に気付かされる時もあります。

言葉と実体験が重なる時はとても感動で、その妙は尽きることが無いように思われ、それが読書の原動力です。

人生を重層的に豊かにしてくれる本に感謝して、今日も1行ずつ読み進めようと思います。

quirk of Fate (クァーク オブ フェイト)
“不思議な運命の巡り合わせ” の意味

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