見出し画像

ペンネームの意味ってなんだろう

文豪たちのペンネーム(雅号?)の由来には、面白いものがいくつかあります。


たとえば、二葉亭四迷は、父親に(異説もありますが)「くたばってしまえ」と言われたことから名付けたそうです。

確かに、「くたばってしまえ!」をちょっと江戸ッ子っぽく言うと、「ふたばていしめい!」に聞こえなくもないですね。(笑)
中々ユニークだけど、この話は有名かな。


夏目漱石の「漱石」は、中国の故事に由来しているそう。

ある男が、「枕石漱流(石を枕にして、川の流れで口をすすぐ)」と言うべきところを間違えて「漱石枕流(石で口をすすぎ、川の流れを枕にする)」と言ってしまい、それを人に指摘されたけれど、屁理屈をこねて自分の間違いを認めようとしなかった。という話だとか。

漱石はこの故事を、「頑固で負けず嫌いで理屈っぽい自分にぴったりだっ!」と思ったのかもしれませんね。


また、他の作家に対するリスペクトをそのペンネームに表している人たちもいます。


江戸川乱歩はアメリカの小説家エドガー・アラン・ポーをもじって命名しました。シャレといえばシャレなんですが、全然違和感がありません。当て字の漢字もかっこいいですよね。


司馬遼太郎は、「司馬遷には遼(はるか)に及ばない」から来ているそうです。司馬遷は中国の歴史家で、『史記』を書いた人ですね。

司馬遼太郎も十分すぎるくらい偉大な作家だと思いますが、本人は司馬遷を自分よりもずっと上の存在としてリスペクトしていたんですね。
そんな情熱を名前に込めれるって、素敵だなぁと思います。


物書きにとって、ペンネームはいわば自分の作品の作者としての「顔」です。「これは自分が書いたんだ」と世間に公表する時に、作り上げた名前を掲げて前へ出ていく。

ペンネームにはその人の人柄や人生観が表れているものが比較的多いですが、それは自分はこういう人間だと、あるいはこういう人間でありたいんだという意思表示なのかもしれません。
それによって自信をもらっている部分もあったのかも。


子供やペットの名前にしろ、友達のあだ名にしろ、そこには何かしらのメッセージが込められていますよね。
名前はその人の全てを決めるわけではないですが、思い描いた人物像を名前という形で付与するのは、きっと無意味なことではないんでしょう。


私の今のnoteでの名前(けいりーはみるとんの定理)は、マジで何も考えずにつけてしまったので、ちょっともったいなかったなぁと今更ながら思っています😅

自分で仮名つけるのめんどくさいなーと思ってテキトーにつけたんですが、初期の情熱を忘れないような名前とか、綺麗でうっとりするような名前とかにしておけば良かったかな(笑)

この先いいやつが思いついたら、変えるのもアリかなぁと思っています🍀


読んでくださりありがとうございました✨(*´-`)



読んでくださりありがとうございます!スキ、フォローもしていただけたら嬉しいです🍀✨ サポートでいただいたお金は、今後の成長に必ず役立てます(^-^)ゝ