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留学は暇だ | 自己紹介

はじめまして。
現在アメリカのノースカロライナ州の大学に1年間交換留学をしている大学生です。

留学を開始してから2カ月が経ち、生活に慣れてきたところでやっとnoteを始める決心がつきました。



noteを通じて自分の思考を振り返りつつ、同じような境遇にいる方、留学を目指す方など誰かの役に少しでも立てればと思っています。

自己紹介

大学二年生で、先述の通りアメリカ、ノースカロライナ州の田舎町の大学に1年間の交換留学をしています。
海外留学経験はなく、アメリカに来たのも今回の留学が初めてです。

趣味はスポーツ、旅行、友達と会うこと等、外交的に分類されるタイプの人間ではないかと思います。一方、この外交的な性格も留学を通じて少しずつ変化してきています。

留学は英語力の向上のみならず、自分に深く向き合い、自分の知らない一面を知るチャンスだと感じます。今後、様々な記事を通して、ありのままの留学生活の様子、感じたことをお届けできればと思います。


なぜ「留学は暇」なのか?

さて、留学と言えば真っ先にどんなイメージが湧くでしょうか。

私は「留学生活=忙しい」というイメージを持っていました。人から聞く話も、SNSで他人の様子を見ても、キラキラした生活を送りつつ課題に追われる毎日で、ホームシックを忘れるくらいの忙しさ、という印象でした。
しかし、渡航から2カ月が経った今、「留学は暇だ」と強く感じています。

なぜ「留学生活は暇」だと感じているのか、今回は一アメリカ留学生の体験談として共有できればと思います。


1.授業のスケジュールが穴だらけ

アメリカの大学は、日本の大学と異なり各学期4~5個の授業しか取りません。その代わり、同じ授業が毎週2/3回あるため、基本的には毎日授業があります。

しかし、それでも日本の授業より明らかに授業時間が少なく、スケジュールに大きな違いがありました。

日本の大学の講義は90~120分程度が一般的である一方、留学先の大学では50分または75分授業が殆どで、週当たりの授業時間が少なくなるのも頷けます。

日本の大学の時間割(理工学部でした)
90分×15コマ=22.5時間/週
※ちなみに全部出席できていたわけではないです、、。


アメリカの大学の時間割
50分×6+75分×4=10時間/週

私の時間割の組み方の問題もあるのですが、火木は2時、月水金は12時頃には全ての授業が終わります。

朝強制的に早起きするメリットはありつつ、授業が余りにも早く終わりすぎて、午後の時間を持て余す、という結果になっています。

2.気軽に遊べる友人の存在

日本にいた頃は、人と時間を過ごすのが趣味、と言っていいほど常に誰かと時間を共有する生活をしていました。
中高も大学から程近かったため、必然的に中高の友人と遊ぶ機会も多く、大学の友人と中高の友人を会わせたり、それぞれと個々で会ったり、と友人との交流でスケジュールを埋める日々でした。

しかし、アメリカではそうともいきません。
全く知らない土地で人間関係を新たに構築しなければならず、特に初期は気軽に遊びやご飯に誘える友達など1人もいませんでした。

英語力の壁、文化の違い、など様々なハードルにより、日本の友人ほど心を開けず、深い関係になるのがとても難しいと感じます。

そして、アメリカに来て特に実感したのは、どの人種の人達も同じ人種同士で固まりやすいということです。白人は白人同士でつるみ、中国人は中国人同士でつるんでいることが基本殆どです。私のルームメイトはインド系なのですが、彼女の友人グループはインド系が比較的多いように感じます。

排他的意識なのか?根源的な文化の違いなのか?考察すると面白そうなので、後々記事にできればと思います。


3.車もない、どこに遊びに行く?

私の留学先はノースカロライナ州という南東部の州です。
留学先として知る前は、名前だけ聞いたことがある、というレベルで、多くの日本人にとってもあまり馴染みのない州だと思います。

アメリカの州の境界は直線的なのが興味深いです

大きい都市があるわけでもないので、公共交通機関も発達しておらず、かろうじてたまに来るバスがある程度です。
基本的に現地の人々は車を頼りに生活しており、学生も車を持っている人が多い印象です。

私は勿論車がないので、時間をかけてバスを乗り継がないと、スーパーにすら行くことができません。
日本でも有名なTrader Joe'sというスーパーは、車で10分ですがバスだと30分かかります。割と近いように聞こえますが、日用品の買い出しの為だけに往復1時間をかける、となると中々腰が重いのが現実です。


なぜかアメリカのお土産として大人気のTrader Joe'sのエコバッグ。
ちなみにまだ行ったことはありません。笑

日本で遊びに行くときは電車で街に繰り出し、美味しい食事を食べたり、映画を見たり、カラオケに行ったり、、というのが定番ですが、そんな生活は夢の世界です。

私の大学は学生街なので、大型商業施設などあるわけもなく、遊びに行く場所もありません。
車がなく簡単に遠出できない上に、遊ぶ場所も充実しているとはいえず、遊ぶことにすら苦労しています。

4.アルバイトを始められない、、

日本の大学生の定番といえば、アルバイトではないでしょうか。
私も暇さえあればアルバイトをしてお金を稼ぐ、という生活をしていました。

日本ではポーカーディーラーという変わったバイトをしていました。
(もちろん合法のお店です笑)

私にとってアルバイトはお金を稼ぐ手段且つ、暇を埋める手段だったため、アメリカでも始めよう!と一念発起し学内のアルバイトに応募しました。

しかし、アメリカ人は基本的にメールの返信が遅く、
・応募→面接の日程調整
・面接→採用連絡
・採用→初回の日程調整
といったプロセス一つ一つにとても時間がかかるのです。
この一連のプロセスに1カ月以上を要しました。
採用連絡も、催促メールを送ってやっと通知が来た、という状態でした。

ようやく採用をもらったものの、今度は更に働くためにSSN(Social Security Number)の発行が必要で、発行に2-3週間かかるとのことでした。

よって私は、働くモチベーションはありながらも働くに働けない、という状態なのです。

アルバイト事情についてはまた記事にできればと思います。


5.サークルがあるようでない

アメリカの大学にも、サークルのような「クラブ」が存在しています。
しかし、運動系に関してはカジュアルな「クラブ」は殆ど存在せず、高いコミットメントが求められる部活が主流です。

「クラブ」は文化系、学術系が主で、例えばアジア系コミュニティ、コンピューターサイエンスクラブ、ビジネスクラブ、などがあります。
クラブにもよりますが、基本的には会費がなく、たまに開催されるイベントやミーティングに誰でも参加できる、という場合が多いです。

多くのクラブのイベントに参加できるメリットはありつつ、一つ一つのクラブへのコミット度が高くないため、「毎週この曜日にクラブに行く」といった規則的なスケジュールにはなりません。


毎週活動があるサークルに所属していた私にとっては、文化的違いを感じる体験でした。

現地学生は何をしてる?

暇な生活、アメリカの学生全員に当てはまるのか、留学生だからそう感じるのか。

私がこんなにも「暇」だと感じているのは、
・日本で過密スケジュールを送っていたこと
・日本で都市部に住んでいたこと
が大きく影響していると考えられ、アメリカの生活をどう感じるかは人それぞれ育ってきた環境次第だと思います。

そして、授業のスケジュールや難易度にも忙しさは大きく左右され、アメリカの学生は平日の暇な時間の殆どを課題や勉強に費やしている印象です。
私は幸運なことに、取った授業の負担が軽めだったので、課題に追われることもなく自由時間が増えているという状況です。


この自由時間をどう使っていくかが、留学生活を大きく左右すると感じています。帰国まで残り約6カ月半ですが、noteも活用しながら、学びと成長の多い期間にしていきたいと思っています。

だんだん生活にも慣れてきて、自由時間をポジティブに使う方法を見出してきたので、改めて記事にできればと思います。



それではまた!


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