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『事業承継』と聞いて思い浮かべること

ヒント 大塚家具さん

こんなはずじゃなかった

『事業承継』とは文字通り、「事業」を「承継(引き継ぐ)」ことなのですが、最近はどうも「こんなはずじゃなかった・・・」というニュースだけが派手に取り上げられています。

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名だたる企業が「こんなはずじゃなかった・・・」と頭を抱えました。
事業承継の難しさに、企業の大小は関係ありません。
そしてまさに、今この記事を読んでくださっているあなたの会社も、この「こんなはずじゃなかった」を避けたいと思っていらっしゃるはずです。

2019年6月に、星野リゾート 星野佳路氏から直接お話を聴く機会がありました。いろいろお伺いしたのですが、私が印象的だったのはこの言葉です。

「ファミリービジネスほど独特の経営理論を学ぶべき。自分と大塚家具さんの違いは運だけだった」
運だけだったという星野さん。
星野家5代目、慶応大学出身、アメリカのコーネル大学ホテル経営大学院に留学後、家業に参加しましたが、改革提案が採用されずたった半年で離脱。「自分は後継ぎだ」と思って育った軽井沢を離れる時は「もう戻ることはない」と思ったそうです。父の確執に大変苦労されたことを、父亡き後に語られていますが、そういう星野さんだからこそ、の言葉だと思います。

いい会社経営のために学ぶべきことは?

皆さんは、いい会社経営のためにまなぶべきことは、何だと思いますか?
MBAだと思う方が多いのではないでしょうか。

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当社が、”実際に事業承継を行った企業に、事業承継に影響したこと、取り組んだこと”について調査した結果、確かにMBAを学ばれている方は多いですが、やはり家業密着が大きく影響していることがわかります。

ここでぜひお伝えしたいのは、MBAか家業密着か、はたまた他社修行か、ということではなく、MBAだけでも、家業密着だけでも、うまくいかない。まさに、ファミリービジネスほど独特の経営理論を学ぶべき、ということなんです。

さてどうすれば。
次回お話いたします。

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