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原油価格は景気を表すバロメーター
こんにちは。MAKOです。
原油価格がようやく下がってきましたね。
景気のバロメーターである原油価格が下がっている。原因は原油供給不足以上に需要が減退しているからであり、つまり景気後退が近いということ。
— MAKO_LIFE_BLOG (@blog_mako) September 23, 2022
CPIは遅行指標だから実態より数ヶ月遅れるが、実態のインフレは沈静化しつつある。 pic.twitter.com/JUsNxTZP0j
昨年夏頃から上昇を続けていたので「やっと下がったか‥」という感じです。
今回は原油価格がなぜ下がったのかについて書いていきたいと思います。
どうやって原油価格は決まるのか
原油価格は需要と供給のバランスで決まりますが、それぞれには以下特徴があります。
・原油需要:リアルタイムで変化する
・原油供給:供給量調整に時間がかかる
つまり、需要が急速に減少すると供給過剰になって原油価格が暴落するのです。
2020年の世界的なロックダウンによって経済が停滞した際、原油価格がマイナスになったのはこういった理由です。
原油価格が下がる意味
2021年から上昇していた原油価格が今年6月ごろを起点に下落しています。
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下落の原因は以下です。
・原油価格高騰による経済へのブレーキ
・利上げによる景気後退の懸念
原油価格下落→インフレ沈静化の前兆
猛威を振るうインフレに対して、FRBは景気後退を招いたとしても利上げを続ける方針のため、
原油価格はFRBにとって追い風となるのは間違いありません。
原油価格下落で何が起きるか
①ロシアの弱体化
ロシアは欧州に対して天然ガスを供給しています。ウクライナ戦争におけるロシアの強力なカードが「天然ガス供給を停止する」というものですが、世界的に天然ガス需要が減ればこのカードは使えなくなるのです。
また、天然ガスによるロシアの外貨取得手段も封じることができます。
②CPI(消費者物価指数)の低下
FRBが利上げを決意したのはCPIの高さによります。消費が減退すればCPIもいずれは下がりインフレは沈静化します。
③利下げによる株式市場活性化
急激な利上げは景気にブレーキをかけるため、景気後退が始まればFRBは利下げに転じます。利下げ(金融緩和)となれば、また株式市場にマネーが流れ込み、株式市場が活性化します。
FRBはいつ利下げに転じるか
先日のFOMCによると2024年まで利下げは行わない方針とのことですが、それは「景気後退することなくインフレを沈静化させる」という非現実的な目標を前提にしています。
要するにこれは建前で言っているのであり、本音は景気後退が近い以上、2024年より早く利下げする必要に迫られるはずです。
より詳しく知りたい方は以下記事参照下さい。
まとめ
原油価格はインフレ沈静化の先行指標であるという話でした。
CPIの数値ばかり注目されていますが、インフレ沈静化時期が知りたければ原油価格に注目すると良いでしょう。
今日は以上です。
P.S.
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投資家の性質①
— MAKO_LIFE_BLOG (@blog_mako) August 29, 2022
・金利が下がると「未来」が見える
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