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自分の死より恋人の死
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「自分の死より恋人の死」
すごいタイトルだが、大袈裟に書いているわけでもない。
死は二人称だ。
これは毎日のように死体に向き合ってきた解剖学者の養老孟司先生の「死」についてのとてもしっくりくる考え方だ。
一人称の死、つまり「わたし」の死は自分にとって関係ない。だって自分が死んじゃったら自分が死んだことなんて認識できないからね。
三人称の死、「彼ら」の死もまた人は気にしない。自分にとって関わりのない人の死を嘆いたりはしないだろう。
死は二人称なのだ。「あなた」の死だけが重要だ。
恋人であり、家族や友人などの死が自分にとって大きいものとなる。
こう考えていくと、自分の死というのは二人称である「あなた」のものであるとも感じる。
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