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悲しいことの向き合い方〜実際には何も起きてない〜

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メンタルが苦しくなっている人に起きている共通の現象は認知エラーだ。

本人は「とても苦しいことが起きている」と思い込んでいるが、第三者からすると「それって普通のことじゃない」と感じたりする。

つまり、「実際には何も起きていない」のだ。

全て普通のことで心を取り乱すようなことは起きていないが、認知エラーにより現実を正確に把握できない。

恋愛で大好きな彼氏と別れてしまった。いわゆる大失恋だ。こんな時に感じる「この世の終わりだ」という心の有り様。

これも客観的に考えてみるとわかるが恋愛には出会いも別れもある。普通のことが起きているだけで、「実際には特別なことは何も起きていない」。

しかし、認知エラーが起きている状態だと「私と彼が別れるなんてあってはならない」となってしまう。

「私には今とんでもない不幸が起きた」という認知になってしまうのだ。

人の死に対する感覚なんかもそうだろう。

大好きな人や知人が死ねば悲しいが、これもよくよく考えてみると普通のことだ。

人間はどんな人でも死ぬ。それが早いか遅いかってだけで、普通のことが起きているだけだ。

しかし、メンタルを取り乱してしまう人は「彼が死ぬことなんてあってはならない」という認知エラーが起きる。

どんな人でも一定期間は悲しみに暮れるだろう。しかし、取り乱しすぎるのは認知エラーであり、世界を正確に認識できなくなってしまっているのだ。

世界全体としての視点が無くなってしまい、極地的な視点だけになる人は「私には今とんでもない不幸なことが起きた」となってしまう。

違うのだ。「実際には何も起きていないのだ」。

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