見出し画像

頭痛と吐き気が剥がれ落ちる

ひさしぶりに頭痛と吐き気があり、自己メンテナンスをしていた。
ベーシックなメンテナンスプロセスを終えた後、思いつくまま、いくつかの角度からさらにリリースしていったのだが、
うーむー 心はハイテンションなくらい元気になっていくのに、頭痛と吐き気は寛解しない。
外の風に当たろうと気温6度の中がんばって買い物に行ったら、人混みで暑くて気分悪くなるしまつ。

これはもしや今流行の・・・?

そんな予想もつい、してしまう。

観念して早寝して、お布団の中でまんじりともせず、体を観察した。
体の奥の緊張が抜けていないな・・いろいろとリリースしたのに。

なんだろう?心を解いて、体に語りかけてみた。
なぜかこんなに緊張しているの?
仕事のこと? 済んでない片付けのこと?
返信してないメールのこと?

探らず、期待せず、凪いだ海をながめるように、心静かに待った。
そして戻ってきた答えは、「早く回復しなくちゃ」という想い。
具合が悪いことはよくないことだ、早く元気にならなくては、それも何時までに!という焦り。

それがわかったので、体に話しかけた。
「具合悪くていいよ。頭も痛くなっていい。吐いていい。コロナに感染してもかまわないよ。安心して、したいとおりに出していいからね」

それでいいよ、と体に許可したとたん、
自分が体に対していくつも禁止令を出していて厳しく叱咤激励していることを、体じゅうで感じとった。「こうあるべき」「こうすべき」と逃げ道を与えず、ぐるぐるまきに拘束して、頑張らせ、がんじがらめだったはず。これじゃあ、とうぜん、身体中、ガチガチになる。わたしの体、怯えていたんだな。

体がどんなことになっても全部受け止める覚悟で静かに呼吸をしていたら
自分を縛っていた力が剥がれ落ちて、全体がとろけたた。奥から熱がわいてきた。
発熱はなかったけれど、気持ちよく汗ばみ、そのあと体が軽くなって全ての症状が鎮まった。

思えば、こういうことを、幾度となく繰り返してきたのだ。
行ったり来たり、行ったり来たり、もう、こんな生き方をしている場合ではない!とつくづく思う。
本当の自分でいよう。いつも、いつも。
からだとつながった自分でいよう。いつも、いつも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?