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古代神都東三河説と神風串呂(第292号)

🔴古代神都東三河説についての新情報

このたび「古代神都東三河説」についての「新情報」を入手しましたので御紹介します。

2009年3月1日、当時のJUGEMブログ「串呂哲学研究ノート」に下記の記事『古代神都「東三河」立証「天子ヶ岳」大和三串の神風串呂』を投稿したことがあります。

「古代神都東三河説」とは、豊葦原とよあしはら瑞穂みずほの国の中心地は東三河であった!という学説です。


🟡転載ここから『古代神都「東三河」立証「天子ヶ岳」大和三串の神風串呂』(現在、非公開中。WEB地図を加え串呂図は差し替えました。)

前田豊著『古代神都東三河-日本の源流』(彩流社、1996年、88頁)に、「遂に、やった!邪馬台国やまとのくにの首都、大和やまとが見つかったのである。それも、予想していた一宮町に出てきた。1993年12月24日のことである。」と書かれている。

同著によれば、この「大和」は、「やまと」と読み、宝飯郡一宮町に明治になって出来た、実在した地名で、現在は、愛知県豊川市豊津町となっているが、「大和やまと保育園」「大和やまと公民館」「大和やまとちびっ子広場」「大和やまと水源地」などに残っているという。

🟡豊川市豊津町「大和やまと保育園」の地図

日本の古代神都「大和やまと」は、近畿地方に存在したと教えられてきた私たちには、この古代神都が東三河に存在したという主張は「驚き」以外の何ものでもないが、下記の串呂を見ると、前田豊氏の研究結果は、正しいと断言できるのである。

「古代神都東三河」立証「天子ヶ岳」大和三串の神風串呂
三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』復刻版第一章

出典は、三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』(第一章55 頁)住所は現在のものに改めた。(中略)

「高甲良山」-「新田」-「三浦皇統家大神宮(ありし日の三浦芳聖家)」-「大和」-「新開」-「京丸」-「勘行峰」-「天子ヶ岳」-「御正体山」-「八王子市」-「大和」-「神生」-「大和名」

【串呂の解釈】
この串呂は、前田豊氏の著書が出版される30年以上前に解明されていて「甲辰きのえたつ年の尊良たかなが天皇の再現・三浦芳聖の正体は、大和の天子であり、八皇子をもうけた」と解読する「大和」三串の重要な神風串呂である。

この串呂を解明した三浦芳聖は、豊川市豊津町の「大和やまと」(旧宝飯郡一宮町)が、古代神都東三河の首都「大和やまと」であるとは思っても見なかったことと思うが、前田豊氏が邪馬台国やまとのくにの首都と考証した「豊川市豊津町の大和」を鑑定する視点で、この串呂を解読すれば、「豊川市豊津町の大和の正体は、かつて三浦芳聖の祖先である天子が新たに開拓し、多くの皇子を神生みし、大和と名づけた都である」と解釈できるので、前田豊氏の研究結果は、正しいと断言できるのである。

上記の視点から改めてこの串呂を研究すれば、「古代神都東三河説」を補強する地文が見つかるだろうし、豊津町のように新しい地名が誕生しているかもしれない。

・・・・・・転載ここまで・・・・・

🟡その後「串呂哲学研究ノート」では、「古代神都東三河説」については、ほとんど言及せず今日に及んでいます。

ところが、最近「瑞穂古事記 坤巻ひつじさるのまき」という希書(巻頭写真などを含めA5版49頁)を入手し拝見する機会がありました。

瑞穂古事紀 坤巻
編輯人  山口究宗
発 行  昭和33年(1958年)2月11日
発行所  高天原奉賛会事務所(豊川市御津町)

編輯人「山口究宗」氏は、「三河吉野朝の研究」(1940年)、「芳花鶴水園ほうかかくすいえんの聖地」(1943年)の著者「山口保吉」氏のことですが、私は、これまで山口氏に上記の著書が存在することは全く存じ上げませんでした。

山口究宗氏は、「三河吉野朝の研究」(1940年)と「芳花鶴水園ほうかかくすいえんの聖地」(1943年)で、世界で初めて、この世に神風串呂が存在することに言及した串呂研究の草分け的存在です。

この「芳花鶴水園の聖地」の巻頭に下記のような串呂図が掲載されています。

🟢船山の聖地と長慶寺九ヶ寺略図(国名ナキハ三河国内)

山口保吉著『芳花鶴水園の聖地』から転載

山口究宗氏の解明した串呂は上記の串呂図のように、三河地方を中心にしたいわば「地域的な串呂」が主ですが、下記の串呂のような広域の串呂も含まれています。

伊勢神宮-廟社神明宮(大塚町)-天皇山(相良町)-国府町(豊川市)-船山御陵(天皇神社)-本宮山(新城市)-宇連山(新城市)-聖山(山梨県)-長慶寺(都留市)

この度、この山口究宗氏が、昭和33年(1958年)に出版した「瑞穂古事紀 坤巻」を拝見して、山口氏の研究が「三河吉野朝」から「古代神都東三河説」に発展していることが判明したのです。

「瑞穂古事紀 坤巻」を通読して、1943年発行の「芳花鶴水園の聖地」という著書の風変わりで思わせぶりの書名には「古代神都東三河説」が暗号として秘められていたことにも気が付きました。

山口究宗氏が戦後の昭和33年(1958年)、「瑞穂古事紀」で初めて「古代神都東三河説」に言及したのは、戦前には不敬罪による制約があったため発表出来なかったからだろうと推察しています。

さて、「古代神都東三河説」を一言で表現するとしたら、既述のごとく下記のようになります。

🔴豊葦原とよあしはらの瑞穂の国の中心は東三河にあった!

そして「瑞穂古事紀 坤巻」には、下記の串呂を始めとして、「古代神都東三河説」を補強する神風串呂が多数紹介されているのです。

「瑞穂古事紀 坤巻」2頁より転載、愛知県蒲郡市相良町に
瑞穂の国の中心地(高天原)が存在したという串呂図

🔴瑞穂古事紀=瑞穂の国(高天原)は愛知県蒲郡市相良町にあった!

🟢山口究宗氏の名誉のために、今ここで確認しておきたい事は、世界で最初に「古代神都東三河説」に言及したのは、山口究宗氏が出版した「瑞穂古事紀」だという事です。

これを織物にたとえるなら、山口究宗氏の「瑞穂古事紀」は縦糸であり、前田豊氏の「古代神都東三河」は横糸だと言えるかと思います。

このような経緯で、私どもの串呂哲学研究は、「南北朝時代の皇統正史」に加え「豊葦原の瑞穂の国(高天原)正史」にまで範囲が広がることになりそうです。

これは、三浦芳聖師が解明した「南北朝時代の皇統正史」以外にも神風串呂が存在する事を明示することで、串呂哲学の奥深さと神秘性を増強することになるかと思いますので、これを天地神明の御教導であると受け止めて鋭意研究していきたいと考えています。

読者の皆様の今一層のご支援をお願いする次第です。


🔴串呂哲学の理解を助ける予備知識

始めての方は、下記の記事を参照してください。


🔴神風串呂を学びましょう!

串呂哲学研究会では、今日では入手不可能な三浦芳聖師の著書を復刻するのに多くの時間と労力を掛け、採算を全く考慮せず、串呂図、表紙画像、系図、中扉などのCG画像作成のために多くの費用を掛けて参りました。

これは、我が日本国と日本民族の将来を案ずればこそであります。皇祖神・天照大御神が、私達日本民族のために、苦心惨憺、長期間を掛けて構築して下さった神風串呂を学びましょう!


🟢後醍醐天皇の皇位を継承したのは誰かについて、歴史資料を示し、さらに串呂で証明した串呂哲学の概説書かつ神風串呂の入門書!


💟串呂文庫

🔴三浦芳聖著「神皇正統家極秘伝 明治天王(睦仁)の神風串呂」復刻版
🟢三浦芳聖著「五皇一体之八幡大明神 三浦芳聖 降誕号」復刻版
🟠三浦芳聖 著「神風串呂神伝」
🟢三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』(デジタル復刻版)
🔴神風串呂入門-神皇正統家極秘伝(鈴木超世志)


🔴バックナンバー(総合)

🟡情報拡散のお願い

この記事に到着された貴方様とのご縁に感謝しています。これは皇祖神・天照大御神から地上に派遣された神皇正統嫡皇孫・三浦芳聖が解明した神風串呂の紹介記事です。

三浦芳聖が解明した神風串呂には、日本民族の進むべき道が、明確に示されています。日本民族の危急存亡の時に当たり、一人でも多くの方に読んで頂けるよう、この情報を拡散下さいますよう、宜しくお願い致します。

串呂主宰神は、なぜ、長期間かけて神風串呂を構築し、このように神皇正統の天皇を顕彰されるのか!この一点を徹底的に講究しますと、神風串呂の要諦が理解でき、今我々は、何を第一とすべきかが分かります。ここに日本民族の存亡が掛かっているのです。真実に目覚めましょう!

2千年以上の長年月を掛け神風串呂を構築された、串呂主宰神・天照大御神様のご苦心と、生涯を掛けて神風串呂を解明された三浦芳聖師のご努力が、日本国と日本国民の皆様の幸せの為に生かされますよう願ってやみません。

神風串呂は、神界から日本民族への目に見えるメッセージ(啓示)です。

神風串呂と神風串呂に昭示されている「神皇正統家」は日本民族の宝です!さらに研究を進めましょう!

一人でも多くの方に、神風串呂の存在をシェアして頂きますよう宜しくお願いします。

神風串呂を主宰しておられる神様は、天照大御神様ですので、串呂の存在を一人でも多くの方々にお知らせすると、天照大御神様がとてもお喜びになられます。

出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『串呂哲学第一輯』『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。

🟡前号(№291)
「大明神岬」-地文学への招待(№25)
🟢次号(№293)
穂の国の神風串呂

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🟡最後までお読みいただき有り難うございます。
串呂哲学研究会 鈴木超世志
ブ ロ グ 串呂哲学研究会 
メ - ル(shinpukanro024@yahoo.co.jp)
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