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エンタメコンテンツと開発の力で面白いものづくりを実現したい -FuturizeがMintoへグループ入り-

2023年2月7日にMintoへのグループ入りを発表した株式会社Futurize(以下Futurize)。今回は、Futurizeの代表取締役 瀧嶋篤志氏とMintoの代表取締役 水野和寛氏に、Mintoへのグループ入りの経緯や今後の展望についてお話を伺いました。(以下敬称略)

インターン時代に出会った会社がきっかけで開発の道に

-まずはFuturizeの紹介と、瀧嶋さんと水野さんの出会いを教えてください。

プロダクト開発スタジオFuturize

瀧嶋)Futurizeは2016年3月に創業し、プロダクトやサービスを作ることにフォーカスした会社です。元々は自社サービスを開発することが主でしたが、企業様の要望に応じて企画から開発、運用まで一気通貫で対応することも行ってきました。

12年前、まだ僕が学生だった時にインターンで入ったモバイルアプリの会社テクノードの社長が水野さんだったことが最初の出会いでした。水野さん、僕が入社してからすぐ辞めてしまったんですけどね(笑)
それから半年後ぐらいにまたお会いする機会があって、今度はクオン(現Minto)のインターンとして入社することにもなって、そこから関わりが深くなっていった感じです。

水野)実は瀧嶋さんは最初からエンジニアとして入社したわけではなくて、入社して1、2ヶ月経ったぐらいでエンジニアとして働きたいと進路変更したんです。いろんなエンジニアとお会いする機会は当時からあったんですが、瀧嶋さんはすごい吸収力のあるエンジニアだな、という印象がありました。みんな優秀だったんですけど、瀧嶋さんは単純な機能面だけでなくUI/UXへのデザインまで含めて、一貫した思考を持って仕事をする人だなと感心していたんです。だから、自分が会社を作った時には彼に声をかけようと思っていました。

-どのような取り組みをこれまでしてきましたか?

瀧嶋)僕自身は、先ほどお話したとおり学生時代に2社でエンジニアとしてインターンを経た後、自分でアプリケーションの開発をしたいと思い、株式会社ナナメウエを起業しました。そこでは、toCのアプリケーションをメインとし、動画作成アプリを開発した時は100万ダウンロードを突破しました。

ただ、同社が目指していくべきことと、自分の役割や将来像のギャップが徐々に大きくなっていくことを感じてしまっていました。体調を崩したこともあり、2015年に退任させていただきました。

その後しばらくフリーランスとして一人で仕事はしていたんですが、一人だとどうしてもギリギリ癖が出てしまって。納期ギリギリに徹夜して納品する、みたいな生活をしていました。さすがに「自分ってこれでいいんだっけ」と思うようになって・・・僕自身はチームで仕事をする方がより良い仕事ができると再確認し、仲間を集めてFuturizeを立ち上げました。

この時はクオン(現Minto)とは、継続的にというより単発でちょこちょこ連絡をもらってお仕事をするというような関係性でした。

エンジニアとして採用するためタイまで口説きに行った

-瀧嶋さんを口説くために、水野さんはタイまで同行したとか?

水野)そうそう、瀧嶋さんの実力をインターンの時から買っていたところもあって、彼をエンジニアとして正式に採用したくて、クオン(現Minto)のタイ支社に連れて行った時にそんな話をしたんです。

瀧嶋)実は本当のことを言うと、結局その時はオファーもらってないんですけどね(笑)

水野)あれ、そうだっけ?!

瀧嶋)後日談として、そういう裏目的があって僕を連れていってくれたという話を帰国してから聞きました。僕自身もタイから帰国してすぐに起業していましたし、その場では具体的なオファーの話までにはならなかったんだと思います。

接点が戻ってきたのは2018年のCryptoCrystalがきっかけ

-では、MintoとFuturize(瀧嶋さん)が大きく関わるのはその後だったのですか?

水野)そうですね、2018年にブロックチェーンアプリケーション「CryptoCrystal」を統合前のクオン社(現Minto)でリリースした話まで戻ります。今はTokenPocketの創業者として活動しており、過去インターンとしてクオンに在籍していた中村さんが、CryptoKittiesという面白いアプリがあるという話を持ってきたんです。
当時のクオンで、それをもっといい形にできるんじゃないかと。ただ、当時のクオンにはエンジニアが居なくて、それでFuturizeの瀧嶋さんに声をかけました。この出来事がその後も一緒に仕事をする大きなきっかけになりましたね。

瀧嶋)サービス設計やデザイン、UI/UXからフロントエンド部分まで開発をさせてもらいました。具体的には、ブロックチェーンの情報を持ってきてアプリケーションに表示させるというところまで担当していました。

ローンチまでは、4、5ヶ月ぐらいかかりました。毎週ミーティングして、合宿もしたり、半年かからないぐらいでローンチできましたが、かなり忙しくぎゅっと詰めて作り込んでいった感じですね。Futurizeにとっては初めてのブロックチェーンの案件になりました。

水野)日本ではほとんど事例がない中での開発だったので、かなり苦労しましたね。

-その後は、MintoとFuturizeはどんなお仕事をされたんですか?

水野)CryptoCrystalの運用まわりは引き続き、アップデート対応などはしてもらいました。
その後は少し間が空きますが、Web3がまた注目され始めてきたのもあり、2022年に新しいサービスをローンチしました。それはLINEブロックチェーンを活用してNFTとグッズを同時に販売するECプラットフォームで、その時の開発をまた担当してもらいました。

瀧嶋)具体的な仕事の話はお話しした通りですが、CryptoCrystalをきっかけに接点が戻ってきたなという感じがありました。具体的な仕事の話がない時でも、定期的にご飯を食べに行きながら情報交換をしていました。
Web3関係の案件は、Mintoと一緒にやることが多かったですね。

よりエキサイティングな仕事をするためにグループ入りへ

-今回のグループ入りはどのようなきっかけでしたか?

水野)お声がけは私からしました。2021年ぐらいから再びWeb3の流れがやってきたこともあり、事例は増え続けています。しかしながら、Web3の世界でコンテンツを販売したり、マーケティングする為の土台になる仕組みや場がまだまだ足りないなと感じていていました。このタイミングであれば、クリエイターやコンテンツの為のプラットフォーム自体をMintoが作っていくチャンスがあるなと思っていました。

そのためには、コンテンツを理解したエンジニアチームが必要でした。Futurizeは、エンジニアの力だけで要件に沿った開発をするのではなく、サービスを享受するお客様までを考えて開発できる力を持っていると思っているからです。

瀧嶋)お声がけをいただいた時は、驚きと嬉しさがありました。メンバーも「エキサイティングな仕事ができそう」とポジティブな反応でした。一緒にやるならMintoさんしかないなと思っていたので、僕自身はお声がけいただいたあの金曜日の夜の帰りには心が決まってましたね。
Mintoさんにはコンテンツやクリエイターを大事にされているという価値観をずっと感じていて、Futurizeの考え方ともマッチしているなと感じていたので「ぜひ一緒にお願いします」とお返事をしました。

水野)スキルセットだけでなくカルチャー面が合うかどうかというのは、グループで仕事をしていく上で非常に大切だなと思います。

瀧嶋)そうですね、Futurizeはビジネス感はあまり強くなく「ものづくり」をする人たちが集まっている集団なので、そういった点もカルチャーフィットするイメージが持てました。

-Mintoの方々とお仕事される中でもそういったカルチャーは感じますか?

瀧嶋)はい、水野さんに限らずMintoの社員さんとお仕事していて非常に感じます。自分たちがクリエイターと共に作っている事業、コンテンツに誇りを持っているなと。
そんなカルチャーがあるからこそ、Futurizeがグループ入りしてもフィットするだろうという確信がありました

エンタメ・クリエイターコンテンツ×開発で新しいこともしたい

-どんな業務をそれぞれが行っていく方針ですか?

水野)まずは、これからWeb3の世界に入ってくるユーザーの為に徹底的にわかりやすいプラットフォーム、クリエイターや企業の為に使いやすいツールの開発を一緒に作っていきたいと思っています。
また、Mintoの中にあるエンタメ・クリエイターコンテンツ×開発という分野でも新しいことをしていきたいなと考えています。

また、Web3に限らず、エンタメ領域でいくつかの新しいプラットフォーム作りを企画しています。あとは、瀧島さんをはじめとするFuturizeメンバーが開発したいもの、開発したものをMintoが積極的に広げていく支援もしたいと思っています。

瀧嶋)ありがたいですね。期待してもらっていることに対してまずは、しっかり形にしていきたいと思っています。

-MintoとFuturizeが協業することでのメリットはどんなところにありますか?

水野)協業した時のメリットは、そもそもMintoのエンタメのコンテンツは非常に多く、IP提供できる、クリエイターとの繋がりも多い、SNSマーケティングのサポートもできる、ということに、Futurizeの開発力が掛け合わさるところが大きな魅力だと思っています。
さらにはプラットフォームを作った後の、拡散していく認知させていくマーケティングも一貫してできるという点が他社との違いであり、メリットだと思います。

瀧嶋)Futurizeは、サービス設計・UI/UXデザイン、それを実現する開発力といった、プロダクトづくりにおける総合力が強みだと思います。私たちの力が加わることで、サービスの価値をロスなくダイレクトにお客様に届けられるのではないかと思います。

-最後に、Minto、Futurizeで働くことの魅力をお願いします!

水野)Mintoの特徴である、IPネットワーク、BtoB/BtoCのマーケティングが横串でできる、今回はさらにそこに開発もできるということが総合格闘技的な感じでプロデュースを経験できるところは魅力の一つだと思います。

瀧嶋)インターネット×エンタメの領域をテクノロジーで、面白いものづくりを経験できることが魅力ですね。
Web3領域に取り組んでいる方はもちろん歓迎ですし、エンジニア・デザイナー・ディレクター等、プロダクト作りに関わる全ポジションを募集していますので、お気軽にお声がけください!

-瀧嶋さん、水野さん、ありがとうございました!


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