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日々勝負するのは他人ではなく過去の自分


皆さんは仕事をしていく中で勝負する場面はありますか?
スポーツにおいて勝負と言えば、相手に打ち勝つことを意味します。

しかし、仕事において相手に打ち勝つ事は必ずしも良いことではなく、むしろ相手を打ち負かしたことで状況が悪くなることもあります。
どういうことでしょうか?

私たち鍼灸師の仕事は、顧客がいて初めて成り立ちます。
他の治療院に通っている顧客を奪おうと躍起になって、値下げやキャンペーンを行うと、一時的には顧客が増えるかもしれません。

しかし、いずれキャパオーバーになり値下げをしたことで多売薄利自分の首も絞めてしまいます。
顧客も最初はついてきますが、いつも予約が取れない、キャンペーンが終わると割高に感じるなど、ネガティブなイメージを持ってしまいます。

そんな時もし周りの同業者のことを悪く言ったり、予約が取れないから身体のケアをしないと言う人が増えると、結果的に業界が縮小してしまいます。

私たち一人ひとりの力は決して大きくありません。
オリンピック選手を治療しようが、俳優さんを治療しようが、社長を治療しようが、実際貢献できるのは1人の人に対してだけです。

そのため、私たちは他人と勝負するのではなく、昨日の自分自身と勝負する必要があります。

昨日の自分より顧客満足度は上がったか?
昨日の自分より多くの人の健康に寄与できたか?
昨日の自分より効率よく仕事をして家族と過ごす時間を増やすことができたか?

このように私たちは昨日の自分より成長することで本当の幸せを手に入れることができます。

自分で稼げる自立した治療家を目指しつつ、周りの同業者を巻き込んで業界のイメージアップをすることが本当の成長ではないでしょうか?

ぜひ皆さんで鍼灸マッサージ業界を盛り上げて、健康寿命を伸ばす試みをサポートしていきましょう。

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