仕事と勤勉と生きる意味【箱庭の詩】
『仕事のコツは生き方で決まる』
『仕事のコツ』とはなんだろうか?
誰しもコツがあれば実践したいと思うだろうが、コツを知っているとデキる人だと評価されるのだろうか?
仕事の内容によってはコツなんて変わってしまうのではないだろうか?
皆が知りたいのに特定の人にしか通用せず、自分に無関係だったらそれはコツだと言えるだろうか?
だから環境だとか、上司や同僚だとか、場所だとか、変化のないルーティンワークだとか、運動不足になるデスクワークだとか、お客様と会話しなければならない営業職だとか、コミュ力が要るとか、表舞台に出ない裏方仕事だとか、金をたくさん稼いでいるとか、忙しすぎるとか、不労所得だとか、経営者だとか、楽しいとか、死にたいなんだのと、感情や立場や仕事内容はとりあえず置いておく。
なぜなら、どんな人にでも実践できるコツこそが本質を突いている答えに足るからだ。
さて、仕事のコツは何かというと『勤勉』さだと考える。
仕事に限らず、どんな事柄でも真面目に一生懸命取り組む人に心惹かれるものだ。
どんな仕事を任されても全力で一生懸命取り組み、その仕事に対して何かを得ようとする姿勢を持つことが『仕事のコツ』ではないだろうか?
要領の善し悪し、頼まれた以上の成果、少しの説明で分かる理解力も確かに必要なことで、優秀だと評価される要素ではある。
しかし、様々な評価や他人の見方など十人十色で環境や人が変わってしまえば簡単に覆ることもある。
ただ、一生懸命取り組むことは誰にでもできる。
他人の評価がどうであれ人によって変わってしまうものだから、自分がどれだけ頑張ってもコントロールすることはできず、どうしようもないので放っておけばいい。
たとえ誰もが嫌う仕事でも全力で取り組む姿勢を持つ。
もちろんもっと改善できる点や不満な点があれば訴えればいい。
ただ嫌でも我慢しろと言っているわけではない。
仕事は忍耐ではなく勤勉だ。
そして勤勉とは自分を高めることだともいえる。
それが『生きる意味』にも繋がる。
何事も全力で取り組む人は得るものが多い。
文句を垂れることしかできない人よりも多い。
そうして得たものを学びとしてとらえ、自分の血肉にしていく人は誰よりも仕事のコツを理解していると言えるだろう。
きっと言葉や文章だけでは伝わらない。
己自身でやってみなければ、理解なんてできない。
仕事でも遊びでも勉強でも『生きる』ことに一生懸命な勤勉な人が、様々な仕事のコツをこれからも体得していくことだろう。
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