モテる!コンテンツの違和感と、あなたのブランディングについてプロの視点。
コテツゼミ募集開始
「ブランディングと商売の話」の勉強会、
コテツゼミが募集をスタートしました。
満席になりましたので、今回の募集は終了しました。
ありがとうございます!(2023年8月18日)
詳細はこちらをお読みください。
ここからがオレの仕事人生のバージョンチェンジと位置づけて、2年ほど協業を増やそうと思って活動しています。
自分の仕事比率を変えながら新しいビジネスを加速させていますが、一緒に仕事をしたいと思ってもオープンに募集をかけていません。
今も1つ新しいビジネスが動いていて、コテツゼミやグルコンで、コミュニケーションが取れている方とご一緒することがほとんどです。
その方のベースの考え方や大事にしていることがわからないと仕事はやりにくいもの。ですから、コテツと関わって会社を伸ばしてみたい方は、まずコテツゼミに参加していただきたいのです。
SNSを通して、いろいろなご依頼、ご相談、ご提案を頂きます。「こうしたらいいですよ」で、簡単にビジネスや人生が変わるとも思っていません。
お互いの関係性があるから、お伝えできることがあります。
ここ数回のVoicyの出だしでも、コテツゼミで何をしているか話しています。コテツゼミのリンクも、ぜひご覧ください。
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Voicy No.165 2022年5月27日放送
今日は「モテる!コンテンツの違和感と、あなたのブランディングについてプロの視点」というお話をします。
きっかけと集客だけでブランドにはならない。
ネット上で流れている情報で人気のあるものに、一応オレは目を通します。世の中の流れをつかみながらやる仕事ですから、TikTok、YouTube、Twitter、インスタを空いた時間に眺めているのです。
もちろん趣味でもあるし興味もあるから、急上昇ランキングも見たりするわけ。
その中で「モテコンテンツ」は花盛りです。
これは昔からある根源的なテーマですが、オレが中学高校のときはネットがないどころか携帯電話もなかったから、「モテ本」という女性の口説き方の本を本屋で買ったものです。「こんなふうにしゃべったら、女の人はイチコロさ」みたいな本でした。
今はネットで「それは意味があるかないか」の賛否両論になりますが、オレが学生のときは、そういう本を読んで、世の中には秘密のノウハウがあると信じ込んでいたピュアな時代です。
何の話をしているか、わからなくなってきたな。(笑)
週刊誌とか成人雑誌の袋とじのような秘境には、すごいものが入っていると思い込んでいた時代もありました。
話を本線に戻すと、モテるコンテンツは昔からあるし、これからもなくならないと思います。広い意味で捉え直すと婚活も含むし、TwitterでもYouTubeでもTikTokでも、インスタでもやっている人がいます。
女性が男性の気持ちをつかむという逆バージョンもありまして、なるほどと思って見ています。
もちろん活用する気は全く起こらないよ。そんなのはノウハウを超える魅力をつければいいだけじゃないかと思っているので。でも、コンテンツとして見ているんです。
それで強く思うことがあって。
これは「商売とブランディングの話」の内容と完全一致しますが、モテるというコンテンツは、どうやって興味を引くかに終始しているわけ。
でも、どうやって興味を持ってもらうか注目を浴びるかというのは、第一段階の点と点を合わせるような、野球でいうと、バットとボールは0.0001秒ぐらいしか接点がないのと一緒。カーンとバッターボックスで打つ、あの瞬間しかバットとボールは当たらりません。
ですが、モテるコンテンツとか恋愛は、ブランディングやブランドとか商売って興味を持てもらうかという第一段階だけでは成立しません。愛され続けないといけないとオレは思っているわけ。
モテるコンテンツにある違和感
最初に話す内容はこれがいい。
こう声掛けするのがいい。
見た目をこうしなさい。
髪型はこうだ。
ファッションはこうだ。
もちろん「モテる」という視点からいうと、全部大事だと思います。
髭を剃れ。
脱毛しろ。
だてメガネもあるよ。
眉毛を整えろ。
でも、それは「モテるコンテンツ」ではなくて「興味持たせコンテンツ」だと思うわけ。
モテるというのは、一歩近づいて話してみて、「わあ、好きになった!」とならなくてはダメ。「好きになってもらう方法」ではないでしょうか。
これは商売もそう。
集客は大事だし、死ぬほど苦労するのはわかる。個人事業主とか中小企業、大企業だって、お客様にどう興味を持ってもらうかが大事だと思います。
でも本質的なところを言うと、来た人が二度と来ないから困っているんじゃないの?
あなたの商売、あなたのブランドは、来た人がファンにならないから困っているんでしょう。
だからモテるコンテンツと一緒でいいんです。K-POPとか韓流スターみたいな髪型に変えて興味を持てもらうことが増えたとします。
しゃべってみたら、こいつまんねえな、何の魅力もねえなとなったら、寄ってくる人がめちゃ増えたとしても、二度と会いたいと思ってくれないからモテないじゃんと思うわけ。
モテもビジネスもブランディングも圧倒的に抜け落ちているのが、どうやってファンの方や恋愛したい対象の方に愛され続けるかです。
それは相当の魅力がなければダメじゃない?
だから、お客様にモテたいのであれば、恋愛対象の方に興味を持ってもらえればいいのです。恋愛対象も異性だけではない時代ですからね。
小手先のテクニックでモテますか?
Twitterで「一番重要なことはプロフに書いてあります」というのをよく見かけます。プロフに書いてフォロワーにまで持っていこうというテクニックは、オレの本音を言うと、しょうもないと思っています。
無料のフォロワーを、そんなことで引っかけてフォローさせたところで、そもそもその人の中心的価値で魅了しない限りは、絶対にお金を払っていただくことはできません。そんな小手先のテクニックで、ユーザーとか消費者をちょっと動かしたところで、どうしようもない。
やってもいいですが、さっきのモテるコンテンツと一緒で、大切なのはその先です。
興味を持ってもらう話し方をしたとして、次に会いたい。もっと会いたいと思われるか、もっと深くこの人のことを好きになるかどうかは、その人の魅力の磨き方にかかっています。
魅力の磨き方にもいろいろあるけれど、体験とか、今考えていること、日々チャレンジしていることしかブランドの根幹になり得ないので、表面上だけ賑やかしだけをやってもダメだという話です。
本当にモテたければ、本当にブランディングやファンづくりをしたいのであれば、結局「おまえは何なんだ」を問われるわけです。
興味を持ってもらえなければ仕方がない。
賑やかしとか興味を持ってもらう方法はいっぱいある。でも、それを自分の魅力をメインのコンテンツにどう入れ込んでいけるかが、大事じゃないですか。
YouTubeのコンテンツで、「こうやれば女の人が惚れる」というしゃべり方を1回ぐらいはできるかもしれない。けれども、面白い内容を話し続けるためにはインプットし続けないといけないから、そっちのほうが大事だったりするわけです。
あなたのブランディングについてプロの視点でいうと、興味を持たせるところはもちろんやったほうがいいし、やらないと始まらない。でも興味を持ってもらって、そのあとファンの方とどう関係していくのかです。
ビジネスでいえば、ポイント制度とかの金銭的メリットです。
人間関係でもそういう数値化できるメリットがあります。抱え込み戦略とも言うけれども、一昔前の言い方ならサブスクや頒布会。ポイント制度は、金銭的メリットがあって離れられなくするというビジネス的な方法です。
けれども、本当のブランドは、そんなことに頼っていません。
例えばフェラーリとかヴィトン、とらやが、ポイント制度で100年以上もお客さんが着いてきていますか。
ポイント制度のような抱え込み策で動く人は、競合がそれよりもメリットがあることをやったら、ごっそり行ってしまいます。
自分自身のブランディングをやりたいのであれば、どうやって興味を持ってもらうかという視点と、愛され続けるにはどうしたらいいのかに真剣に取り組んだほうがいい。
プロでもおかしいな、何言っているのかなと思うことがあります。
「ブランディング=見せ方」だし最初の興味の持たせ方だと思うけれど、最初に興味を持ってもらって全員ザルの目を通るように逃げていったら、ずっとそれをやらなきゃいけなくなって、集客地獄にハマってしまいます。そういう方は、プロでもわかっていないんですねというお話でした。
以上、久々野智小哲津でした。
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