UXデザインとは|「体験」のデザインとは何だろう②
こんにちは!だいぶ間が空いてしまいましたが、QEEE編集部インターンは(無事)新卒1年目となりました。改めてよろしくお願いいたします😌
今回は前回に引き続き「UXデザイン」についてお話ししていきます。前回の記事をまだご覧いただいていない方は併せてお読みいただければ幸いです!
UXデザインとは
前回UXとは「ユーザーが一つの製品やサービスから得られる体験・感情」であるとお話ししました。そこから、「UXデザイン」とは体験や感情といった「コト」のデザインであることがわかります。「コト」のデザインは、商品そのものである「モノ」のデザインに対して、商品やサービスを利用しているときの幸福度や使用感、さらには商品サービスとの出会い方や利用の始め方など利用前後のユーザー体験を含めた設計です。「デザイン」というより「設計」や「企画」というほうがイメージがしやすいかもしれません。
UXデザインのプロセス
UXデザインは以下の6つのプロセスを通じて行われます。
ステップ①要件定義
:プロジェクトの目的を明確化、チームで共通認識をもつ
ステップ②ユーザー調査・分析
:インタビュー・エスノグラフィー・アクセス解析などによりユーザーニーズや利用状況の調査
ステップ③UX設計
:シナリオと各フェーズのユーザー体験やプロダクト要件などを決定。「カスタマージャーニーマップ」がよく使われる。
ステップ④プロトタイプの設計・実装
:③をプロダクトに落とし込む
ステップ⑤ユーザー評価
:ユーザーテスト・アクセス解析・インタビュー調査・質問紙などにより⑥改善の要否を判断
ステップ⑥改善
:場合に応じてステップ②・③・④に戻って改善する
開発やリリースをして終わりではなく、適切な評価により改善を繰り返すことがUXデザインを成功させるポイントです。
※各ステップの詳細はQEEEマガジン:【保存版】UXデザインのプロセス・手法・ポイントを徹底解説 でご説明しています。
UXデザインには心理学を活用できる!
よりよいユーザー体験を設計するには、ユーザーの心理に寄り添うことが必要です。そのため、心理学的な観点や法則は、UXデザインのヒントになりうるといえます。
例えば以下のようなUXデザインに活用できる心理学的法則があります。
◎分かりやすい情報伝達
当事者意識を植え付ける(自分に向けた情報だと認識させる)
見た目で操作方法を連想させる
周囲の情報との違いを強調する
◎記憶させる情報のコントロール
注目する点のコントロール
記憶に残す
覚えやすい表記
◎行動を後押し
行動進捗の可視化
未完了の強調
※具体的な心理学法則と実践方法はQEEEマガジン: UX・UIデザインには心理学が効果的!抑えておきたい法則8選 で解説しています。
まとめ
2回に渡って「UXデザイン」についてお話してきました。「UXデザイン」は、商品との出会い方や商品・サービス利用時の感情、利用中のフォローなど、利用前後のユーザー体験の設計を指します。利用前後のユーザー心理に関わるため、リリースして終わりではなく、UX観点での調査・改善を繰り返し行うことが重要です。また、ユーザー心理を知るために「心理学的法則」を活用することもひとつの方法です。
「UI/UX」とあわせて言われがちですが、これはWebサイト等においてはUIとUXが重なる部分が広いためだと考えられます。個人的には、UXを適切に設計するためにも、「UXデザイン」「UIデザイン」と分けてそれぞれ設計していくのが良いのではと考えます。
UI・UXに関するQEEEマガジンを以下にご紹介いたしますので、ご興味のある記事があればご覧いただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます😊
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