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名古屋 赤い共産主義の巻

ここまでのあらすじ

残り(最低)14試合。残金308,540円。

時は卯月!内地に桜の便り舞い散る時節!我々は未だ蕾のそれとドス黒く染まった残雪の塊を軍靴で蹴り上げ愛知県は名古屋市の隣に位置ス、独裁国家トヨタへと向かった!

我々はまず外務省渡航情報を調査した!するとなんとそこにはトヨタの名が載っていないではないか!外務省でさえその実態を把握できていない独裁国家トヨタ!我々の身が引き締まる!

血に染まるMEY-TETSU!もちろんMEY-TETSUのMEYはmeyhemのMEYである!

中部国際空港に降り立った我々を待ち受けていたのは、血に染まる真っ赤な鉄道!労働こそ正義!労働!労働!生産!労働!西比利亜など生温い!パスポートなど必要ない!我々が行くところは国であって国ではないのだ!

車窓から臨むトヨタの中枢!まさに死役所!

空港から2時間半!我々はついにトヨタに潜入した!緊張感迸る!しかしここで我々はとんでもないモノを目にすることになる! 

彼らはTOYOTAの開発したAIだ!

クルマ狩りである!
TOYOTA以外の車を容赦なく破壊していく検問官達!この国ではTOYOTA以外は車ではない!車 is TOYOTA!TOYOTA is 車!血の匂いと反逆者の首が辺りに並ぶ!

屍流れる川に掛かった大橋を越え!我々はついに決戦の地、トヨタスタジアムに到着した!

赤!共産の赤!

この日の気温は摂氏573℃!TOYOTAによって天候操作が行われているのは明らか!地球温暖化など関係ない!いや暑くなってくれて結構!何故なら快適!我々の造る車内は永久に快適だ!車を買え!買って国を潤さんかい!


暑さに耐えきれなくなった道民が売店に群がる!

この数秒後!スバルのキーを隠し持っていたこちらの男性はまもなく奥へと連れてかれた!彼の行方を知る者はいない!

しかし!この国の通貨は"ヴィッツ"!
お茶1本300,000ヴィッツ!焼きそば1パック436,000ヴィッツ!ヴィッツ一台2,500,000,000ヴィッツ!円など見せてみろ!そこがお前の墓場だ!

試合前にはTOYOTA社歌の斉唱!そして日産車の爆破セレモニーが行われる!異様!否!この場においての遺物は明らかに我々!生きて帰れれば御の字!それ以上は望むべきではないのか!

 

2-0


勝利!しかし!勝利が意味するは!余韻に浸れば危険!報復を受ける前にトヨタを発つ!

無事名古屋に帰還!友よ!円を使える幸せ!金がない!ヴィッツでもいい!金をくれ!共産主義!バンザイ!

サウナ!帰る!明日も仕事!労働!労働!労働!

今回の遠征費

残り(最低)13試合。残金283,472円。

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