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ラムネの効果 【在宅ワークの戦友たち + やさしい脳科学】

お菓子のラムネ

飲料のラムネが日本に伝わったのは明治の頃。当時、「レモネード」を聴き取れずに「ラムネ」と聴こえて今に至るそうです。

当時、高価でなかなか市民の手に入らなかった飲料のラムネを真似て作られたのが、お菓子のラムネです。

子供の頃、ラムネにお菓子と飲み物の2種類があり、どっちが本物なのか、と混乱した記憶があります。

といいますのも、どちらかというと先に慣れ親しんだのが、お菓子の方でしたので。


清涼感の秘密

飲料は冷やして飲みますし、炭酸が含まれていますので飲むと爽快感が得られますよね。

それではお菓子のラムネを食べると、なぜスーッと冷たさを感じるのでしょう?

それでは原材料を「森永ラムネ」を例としてみてみますと

・ブドウ糖

・タピオカ澱粉

・ミルクカルシウム

・酸味料

・乳化剤

・香料

となっています。

とくにミントやメントールのようなスーッとなるようなものは含まれていないようですね。


これ実は、ブドウ糖が清涼感のモトなんです。

ブドウ糖が口の中で溶ける時、吸熱反応となり、口の温度が下がるために、スーッとした感覚が得られるのです。


ラムネの効能

近頃、オトナのなかでラムネが人気だそうです。

(1) 集中力維持に役立つ

テレワークが盛んに行われていますが、長時間デスクに座り続けてディスプレイと睨めっこは目も疲れますし、肩も凝ります。

何より集中力が続かなくなり、作業効率が落ちてしまいますよね。

そんな時、ラムネが助けになるかもしれません。

ラムネに含まれるブドウ糖は、脳の唯一の栄養源です。

頭を使うクリエイティブな作業などですと脳が疲弊してきますが、そこへブドウ糖が栄養をチャージしてくれるのです。

休息時にラムネを口に放り込むことで、効率的かつ長時間持続可能な集中力をもたらしてくれるかもしれません。


(2) リフレッシュ効果

ラムネは前述のように清涼感やほのかな甘さ、独特の口溶け感をもたらします。

ラムネを食べる時、その味や口腔内の変化へと注目してみます。

仕事中の休息時に、疲れたカラダを労るように目を閉じてリラックスした気持ちで口の中のラムネだけに集中してみましょう。

「やること、やらなけらばならないことが山積し、それらに追い立てられて思考の波が慌ただしい」

そんな日々で消耗しきっている方も多いことでしょう。

ラムネを頬張り数十秒〜数分の至福の時間を過ごすことによって、マインドフルネス効果も期待できます。


(3) 二日酔い対策に

ラムネが二日酔いにも効果があるといわれているようです。

体内でアルコールを解毒つまり分解するには、相当のエネルギーを消費します。

この時のエネルギー源となっているのは、ご飯などの炭水化物のデンプンが分解された単糖である「ブドウ糖」です。

したがってラムネを食べることで、ブドウ糖がアルコール代謝を助けてくれる。それで少しでも早く酔いが醒める効果があるかもしれません。


おわりに

数十年振りにお菓子のラムネを買いました。

なかなかお役立ちですし、懐かしい味も楽しめます。しばらくお世話になりそうです.

混沌とした日々に僅かなる清涼感を与えてくれるラムネが力強いパートナーとなってくれそうです。


おしまい



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