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40代情シス女子が月あたりの残業を30時間減らした時の話(その2)

 マネージャーになって1年以上が経ち、このときよりもさらにタスクが増えてきました。

 でかいシステム刷新案件も複数件やっていたりして、なかなかに忙しい。残業が上昇気味になってきたので、さらなる仕事の見直しを行ったので、この内容をまとめてみます。

事務仕事のいくつかを整理して部下に振り分ける

 情シスに拠らず、マネージャーって事務仕事が多いものです。そのなかでこんな仕事を部下に振り分けました。

会議のレジュメを用意する

 これ、1)ベンダーとの定例会の報告とか、2)各自の進捗報告とか、3)連絡事項といった構成なのですが、1)2)については、資料のアップデートと各担当への連絡なので、マニュアルを作ってルーティン化してしまいました。
 マニュアル作成で15分、説明と初回チェックで30分。これで毎週30分くらいかかっていた仕事ほぼなくなりました。

 マネージャーはほかの人と同じタイミングでレジュメをもらい、連絡事項を追記してます。
 このタイミングでみんなの進捗報告の記入も見てフォローできるようになったので、会議の質も良くなったよ。

時間もそうですが、思ってたよりも気持ち的に楽になってびっくり

月次の案件検収確認

 小規模の案件検収が結構な件数あります。1)ベンダーから資料を受け取って不備がないか確認 2)担当に振り分け 3)所定のフォルダに格納 という3つのタスクになっています。

 本来的に各自が勝手に取ってくれればいいんですけど、一斉連絡だけしても後回しされて放置されるため、結構手間がかかっていました。

こういった開発「後」のタスクって放置されがちですよね。

 これもルーティン化して、検収案件の受け取り→名前付け(これは担当を承知している私が名前を入れる)→チケット化して分配 という形でタスクとして振り分けました。

 要は「どの仕事を誰が担当しているのかわからん」というものに対して、整理して名前を入れるだけの状態にして、それに私が名前を一気に入れるというやり方にしたことで、ぐっと効率アップ。

「部下にできるように仕事を変える」ことができるようになってきた

 今回任せた部下は、実はほかの部署で扱いに困ってこちらに来たという人で、いわゆる技術的なことは何もわからないという人です。

 事務スキルもぶっちゃけ高くない(関数とかは使えない)ので、扱いに困ってたんですけど、彼にできる範囲の仕事に仕立てて、一部の作業だけ私の方に「連絡してもらって入れる」とすることで、できることが増えてきました。

 部署内でも「何もできない人」というイメージだったのが、人への連絡やらでかかわりが増えてきたら、他の人とのやり取りも増えて、任せられることも増えてきたみたい。

 このあたりの仕事のやり取りが増えると「ありがとう」も増えて、ちょっとずつ雰囲気も変わると思うんですよね。

マネージャーは何に時間を使うべきか?

 できるだけ「自分にしかできないこと」に時間を使っていきたいんですよね。この記事にありますが「全力を注ぐ仕事」と「ギリギリ合格ラインでOKな仕事」を分けて考えることも大事だと思ってます。

 成果を上げることに、時間を使いたい。

 もう少し、効率化は考えていきたいんですよね。。。

個人にあった仕事の振り分けをするためには、部下のタイプや強み・弱みの把握も大事だと思ってます。

 科学的にモチベーションを研究した本ですが、こういうのもわりと好き。

 単純な仕事術的なところも結構やっていますが、まだ改善の余地はある気がする。

おしまい。

おまけ:続編も書きました。これでおしまい。


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