40代情シス女子が月あたりの残業を30時間減らした時の話
タスクに埋もれていた時代の過ごし方
以前は月あたり60~80時間くらいの残業をしていました。文字通りタスクに埋もれていた感じ。
当時の1日を振り返ると、こんな感じ。
情シスで残業が多い人のカレンダーを見たり会話すると「私もそうです…!」というタイプが多い。わかる。超わかる。
仕事の問題個所を振り返る
当時の自分の問題点を振り返ると、①人の仕事を取ってしまっていた ②雑事に手をかけすぎていた ③区切りが下手くそだった この3点になるかなと思ってます。
たとえばサポートデスク。本来自分の仕事は管理で、専任の回答者(派遣)が当時はいたのですが、モチベーションが低く、レスが遅かったり気が利いていなかったりといった部分が多い人に悩まされていました。
喫煙所で延々とさぼって、ユーザから問い合わせや内容についてのクレームが来たりして、しょうがないから自分がやっていると余計本来やるべき人がやらなくなるという、なんという負のスパイラル…!
さらに、個別の案件でも人とのやり取りを断れなくて、問い合わせに都度対応していると上司や先輩が帰っちゃって、聞けなくなって自分だけでいろいろやって大量の手戻りが発生するとか、そんな感じ。
文字通り「振り回されて」いました。
仕事に対するマインドチェンジ
その後、メンタルを壊しまして、配置換えになりました。
サポートデスクみたいな仕事からは離れ、プロジェクト管理の方に移り、やりたいことには近づいたものの、残業時間は変わらず。
結局、残業が多すぎて、上司との面談を重ねることになります。
そのなかで「こんな働き方をずっとやっているわけにはいかない…!」という思いを強く持つようになり、仕事について上司との面談を重ねたり、マネージャー論的な本をたくさん読んだりして、仕事に対する考え方を変えていきます。
具体はここに書きましたが、一番変えたのは「善意を見せすぎない」というところ。
自分の定時を決めて、定時に帰る
さらに、カレンダーに毎日の出退勤時間を記載しておき、その時間になったら帰るようにしました。毎日の労働時間が10時間弱になるようにして、時間が来たら事故対応中以外は終了。
事故対応中のときも、区切りだけ決めてそこで基本終了。
非生産的なタスクたちへのテコ入れと、マネジメント法の切り替え
自分の仕事をバサッと切ったうえで、チームとしての改善に取り掛かります。
一つはMeeting。事前準備に時間をかけるスタイルにして、時間は短くしました。
以前は2時間の会議がデフォでありましたが、今は1時間がデフォ。
もう一つは進捗報告。個人が好き勝手に仕事をして、確認するのに時間がかかっていたのを進捗報告ベースにしました。
まあ、ついて行けていない人もぶっちゃけいますけどね。そういう人は、自分にできる範囲でやってもらっています。
そんなこんなでいろいろやって、今は月当たりの残業は40~45時間くらいに落ち着いています。在宅勤務も併用して、これでやっと人間らしい生活に戻れた気がします。。。
残業を減らすには、仕事を戦略的にすることが必要。わかっちゃいるけど時間が取れないこのジレンマ。
佐々木さんの本は、当たり前のことが実例とともに淡々と書いてあるので好きです。
がんばるタイムの吉越さんの本。毎日2時間(12時30分~14時30分)、コピー・電話・立ち歩き禁止というのは徹底している。
上の「なぜか仕事がうまくいく…」はマネージャー向け、Kindle Unlimitedeで読めます(2021年12月7日現在)。
こちらはマネージャーというより一般的な仕事術の方。タイトルにはドキリとしますね。
「デッドライン仕事術」の考え方も好きなのですが、マンガ版が出ていました。Kindleでも読める。
おしまい。
おまけ:続編を書きました。
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