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新米マネージャー時代に年上の部下に反発を食らった話

 今は情シスマネージャーとしての経験をある程度重ねている私ですが、こんなこともありました。

はじめてのあいさつをガン無視される

 はい、お約束ですね(笑)…って笑い事じゃないっす。

 なんとか昇格試験に合格し、4月からマネージャーを拝命した私は、とりあえず各部下の方に「よろしくね」って挨拶に行きました。

 だって、誰も来ないし(´;ω;`)

 で、行ったらにっこり笑って「よろしくお願いしますね」という人もいたけど、年上の人は「ういす」とか「ああ。。。」とかいう感じでした。

ふつう、上司になったりしたらあいさつ行きますよね?
「よろしくお願いします」とか言いたいじゃんねー。

 あとから一部メンバーに聞いたら、今まで新任のあいさつなんてしたことないらしい。

「あいさつしたきゃそちらから来いって感じですよ」

 ですってよ。なにそれ。

次々とくるタスクに反発する部下

 で、私がマネージャーになったわけですが、そこで、それまでの定年間近のマネージャーさんではできなかった新しいタスクが次々とやってきます。

 たとえばこれ。

 で、この下のプロセスで、めちゃめちゃ反発食らいましてですねー。
ルールから何から他の係長さんと連携してコツコツコツコツやる羽目になり。

 2年かかりました。

会議で怒鳴り散らす年上の部下

 で、会議ですね。うちの情シスは開発チームだけで合同会議をやってるんですが、ほかの係長さんから「どこかで任せたいんだけど、一回見てて」って言われて進行を見ていたわけなんですが、改めて見るとまーこれがなかなかに課題が多く。

 マネージャーが一方的にしゃべって、他の人は誰も話さないの。
 で、改善してみたけれど、最初のうちはすったもんだありましてですねえ。。。

 きちんと動くまでに言われたことを上げると

「報告するのはマネージャーの役目だろー、なんで俺らがやっていることを報告なんてしないといけないんだよー」
「やっているのはベンダーなんだからさー、ベンダーと直接聞けよ」
「それはユーザのオーダー次第なんだから、直接聞いたらどうですか」

そのうち
「今までだと言われなかったことをあれやこれやうるせーんだよ」

とか言い出した(笑)

ちなみに以前同じような流れでマネージャーから降りた若手男子が数名いたそう
わかるわー。

 あとから、前任の方に聞くと「そうなんだよー、言うこと聞かないんだよねー困るよねー」ですって。

怒鳴りつけて職場放棄するって、社会人として終わってませんか?

 まあそれが次にこの事件に進展いたします。ざっくりいうとこんな感じ。
 先生、事件ですよー!

・アウトソーシング先のベンダーとのコンプライアンスを強化することになり、付き合い方を見直すことになる
・その先鋒としてぴょん吉が指名される
・決めたルールを守らない部下がいるとベンダーからクレームが入る
・指導したところ、マネージャーを怒鳴りつけて押しのけて帰っちゃった
・「このようなことをしたのだから相応の処分は覚悟している」というメールが上司宛に届く

 まあ根底にあるのは、以前あった開発と運用の対立であり、ここでできてしまった溝を解決しようとして、開発側にいた私を運用側のメンバーに持ってきたのですが、そこで総攻撃を食らったわけですね。

 最終的にこの事件は、さらなる上司にエスカレされ、上司が今の状況を本人に説いて、一応の決着を見ることになります。

話を聞いたうえで、会話を増やし、毅然と対応するのがマネージャーとしてのあり方

 このブログを拝見して大変に共感したのですけれどね。
 わかるわー。

 このなかで、私がとくに気を付けたのが、メンバーとの会話を増やすということと、自信を付けるということです。

 要は、一方的に怒っているのではなく、ちゃんと見ているよということを示して、ほめるポイントを見つけるということですね。

 そのうえで、毅然とした態度を示すことです。従わなければ最悪去ってもらう。そういった姿勢を示していくしかない。
 最後に、議論を尽くすことです。会議でも、中途半端に合意するのではなく、毅然として「いいえ、そこは違いますね。それは。。。」と、丁寧に説明する。そこで説明しきれなければ、別途場を取って説明する。

 そこは、なんどかご紹介しているこの本の言い方や伝え方を随分参考にさせていただきました。

 そういったことを繰り返すうちに、少しずつ、新しいメンバーにジョインしていただいた部分もあり、チームとしてまとまって成長し始めてくれていると思います。

マネージャー自身のアンガーマネージメントが必要、怒ったら負け

 まああとはここですかね。自分自身のマネジメントができていなったら意味ないのである。

 あれこれありますが、強く、しなやかに生きていきたいと思います。

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